渚の日、八月のクラゲ
ただよう毎日のそのわけを
広いソファーの上に広げれば
いつかの君をそばに呼んで
風を呼んで脚を絡み合わせて
「永遠なのは永遠なんだよ」
夏の顔した気まぐれな笑い
もうすぐ秋だね
退屈な午後3時
それはただの気分さ
小さないい夢見てるようだよ
静まり返った午前3時
それはただの気分さ
甘いミルクティーとみどりのブルース
「たのしいことはすべて忘れた」
貝殻みたいに僕の音に耳をあてる
いのちにかえて笑ったみたいに
君のすべてをソファーに並べて
風を呼んで指を絡ませ合う
季節をあそぶ僕らどこにいるの
酔いしれたミントグリーンのシャツ
「新しいおはなしが始まるのよ」
すこしさみしそうにキスをする
揺れる想い揺れる髪から八月の匂い
くらげのよにふわふわくねくね軟化させ上昇
僕をゆらゆらゆらして甘い海になる
凪に浮かんで季節を呼ぶのさ
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