樹形図は別に大したことないという話【統語論】
大学で「言語学概論」や「英語学概論」といった授業を受けると、まあまあの確率で姿を現す分野に「(生成文法)統語論」というのがあります。統語論は「単語を組み合わせて句や文を作るときの結びつき方に関する研究」を行う分野で、ざっくり言ってしまうと文構造を専門に扱う研究領域です。
これが存外厄介な分野で、少なくない人が、所見では統語論に苦手意識を持ってたりするんじゃないかと想像します。恐らくその理由の1つが「樹形図(tree diagram)」です。樹形図っていうのは、こういうのです