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産後4ヶ月で学び始めた私が考える「育休中に学ぶ」5つのメリットとは?

「え!?産んだばっかりじゃん!?」

2022年5月に第二子を出産。
その後、幸いなことに母子ともに健康だったので、産後4ヶ月で「英会話」、産後5ヶ月で「ライティング」を学び始めた。
すると、それぞれのコミュニティで同じようにびっくりされた。
そりゃそうか。一人目の育休中に今の私と出会ったら同じようにびっくりしてただろう。

では、なぜ私は産後半年も経たず学び始めたのだろう。
周囲の「ゆっくり過ごしたらいいのに」の声をはねのけ、育休中に学ぶメリットとは??

だから私は育休中に学ぶ

単刀直入にいうと、復職したら学ぶ「時間」も「気力」も「体力」もないから。
一人目の育休から復職後は目の前の仕事をこなすことでいっぱいで、好きなことや興味のあることを学んだり、キャリアアップのための資格取得に挑戦したりする気になれなかった。

一方で、仕事をするうえで自分にスキルがないと感じ焦っていたことも事実で、学びたいことリストもあった。でも・・・今は・・・ほんと無理・・・バタ・・・。

気を失ったように子どもと寝落ちする日々である。

だから、「学びたい、学ぶとしたら育休中しかない」と確固たる決意を持っていた。

「育休中に学ぶ」5つのメリット

では、育休中に学ぶメリットとはなんだろうか。一人目の復職後の経験や、今回の学びの中で感じている「育休中に学ぶ」メリットをまとめてみた。

(1)早めに仕事カンを取り戻せる


一人目の育休から復職したとき「仕事カンを取り戻すのに3ヶ月はかかる」と言われた。

嘘じゃないか!
一年はかかったぞ!!(注:個人の能力差による)

育休中にどっぷり育児にはまり、仕事のことを少しも考えていなかったことが原因だけど。
頭の中Eテレしか流れてなかったのに、今すぐビジネス番組に変えろと言われても、1年近く過ごした頭の中Eテレ状態をすぐに切り替えられるものではない。

この経験から育休中にも頭の中をEテレ一色からビジネス番組に変える時間を作っておくのは大事だと考えている。
要は、難しい言葉を読んだり覚えたり、少し難しいことを考える時間を作るのだ。そうすれば復職後の頭の中の番組ギャップが小さくなるはず。


(2)大人の言葉を使う機会を作れる


育休ママの間でもよく話題になるが、復職するときに「私、大人の言葉を話せるのか」問題。

育休中の主な話し相手は、まだうまく話せない子ども。もちろん言葉づかいも「お馬さんだねぇ」「おてて洗おうね」という感じ。
復職していきなり大人と、しかもビジネスシーンで粗相なくちゃんと話せるのか不安でたまらなかった。(事実、「おてて」とか言ったし、カタカナのビジネス用語とか死ぬほど出てこない)

その点、育休中に勉強をしていると普段から大人の言葉にふれているため、復職後にすんなりと大人同士のビジネス会話に入っていける。
仕事に関係のある学びだと、業界用語も覚えておけるのでさらにスムーズな仕事復帰ができるはず。

(3)キャリアの「選択肢」が広がる


私が今回の育休中に学んでいるもう一つの理由でもある。スキルを身につけて、会社に依存しない心の余裕を手に入れたい

復職後は、週6ワンオペ、時短なのに残業、上司からのお叱り・小言などなどストレス過多だった。結果、体調を崩し、二人目も欲しかったのに生理が半年以上止まっていた。だけど会社を辞める決心はつかなかった。
友人Aも同じ悩みを持っていたし、同じ悩みを持つ人は多いようだ。

「この状況でずっと働いていく自信がない」でも「スキルがない」。
私なんかを雇ってくれる会社なんてないし、自分でやっていくなんて無理。歯を食いしばって、我慢して働いていくしかないね。

友人A

そんな我慢の日々がこの後何十年も続くの?
子どものためにお金は必要だから働かないといけないのは分かってるけど、私の人生は我慢の人生なの?
会社にしがみついて生きていくしか選択肢がないことが、自分を苦しめる。

育休中にスキルを身につけて、キャリアの「選択肢」を増やしておく。転職もできるしフリーでもやっていけるという状況にして、「いつでも辞めれるぞ」と思えることで心の余裕が生まれるはず。

転職や退職を考えていない場合も、仕事に関係する資格取得や昇進試験の勉強をすることで、今の仕事でのキャリアアップにつながる。社内でやりたかった部署や仕事へ手をあげることもできるかもしれない。
そういう意味でもキャリアの「選択肢」が広がる。

(4)勉強コミュニティで新たな出会いがある


私がかなり大きなメリットだと感じていることだ。
私は「英会話」と「ライティング」でそれぞれ学習者のコミュニティで新しい出会いがあり、刺激を受ける日々だ。

どちらのコミュニティにも子育てしながら学んでいるママがいて、子育ての相談をしたり情報交換したりできる。
また、ママ以外の出会いも大切。育休中に出会う人はだいたいママだから。いろんな年代、いろんな職業の方と出会ってとても刺激になっている。

いろんな方の話を聞いてると「こんな働き方もあるんだ」「仕事って楽しいのね」と脳内パラダイムシフトが起きているところ。

今はオンライン上で様々なコミュニティがあるので活用するといいと思う。
SNSでは同じ分野を学んでいる仲間を必ず見つけられるし、学習分野は限定せずオンライン上で勉強し合う「オンライン自習室」なんかもある。
ぜひ、そういったコミュニティで新たな出会いを見つけてみてほしい。新たな気づきがあるかもしれない。

(5)学びの時間が自分タイムに

私にとって学びの時間は究極の自分タイムでもある。
勉強している時間は子どものことを一旦忘れてそのことに集中できるから。
その時間は短いかもしれない。子どもが昼寝しているすきにこの単語を!と意気込んだのに、20分もせず子どもが泣き出すこともある。
「あ”〜」と思うけど、その20分に英単語ひとつでも覚えられたら、昨日までの自分より成長しているということ。

せっかく空いた時間にSNSを開くよりもずっと、自己肯定感が上がるはず。

でもやっぱり、家族の時間を大切に


育休は赤ちゃんの成長をゆっくりと感じることのできるかけがえのない時間。赤ちゃんや家族との時間を第一に、心穏やかに過ごすことが何よりも大切なこと。赤ちゃんの成長は本当にあっという間。
勉強は赤ちゃんのお昼寝中や夜寝たあとに、少しずつコツコツとやっていこう。

ママ自身の体も大切に。健康とはいえ「産後」に変わりはない。夜中の授乳もあれば寝不足にもなる。
体調をみながら余裕ができたら、育休中しかできない学びを始めてみるのはどうだろう。
けっこう楽しいよ。

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