ミニマルともったいない
院生になってからというもの僕の中にミニマリズムが目覚めた。
とはいっても、当時はミニマリストなどという言葉は知らず、なんとなく必要最低限のもので生活をする、今あるものを使い切るという価値観を持つようになった。
これは、僕が6年間の学生時代を4畳半の学生寮で過ごしたことが大きく影響している。トイレと風呂、キッチン、洗面、洗濯機あらゆるものが共同で20人ぐらいの小さな寮で生活していた。
今思えばあらゆるものをシェアするこの生活はとてもミニマルな生活だったのかもしれない。自室もはじめこそモノが多かったが次第に必要なもの以外は処分する習慣が付き(とはいっても多趣味ゆえ、モノの多様性はかなり高かったが)、それなりに快適ライフを送っていた。なんなら、4畳半にミニバイクを入れ、ともに生活していたぐらいだ。
そんな”住”スタイルが僕をミニマル化させたのだと思う。
実際やってみると、今あるものでほとんどのことは出来て困ることは少ない。ミニマル思考ともったいない精神は合わさるととてもスマートな生活ができると思っている。
とはいっても、前述したように僕は趣味が多く、それに付随するガジェットや書籍は多い。
が、自分にとって必要だと思うものを必要最低限数だけ持つというネットに山ほどいるミニマリストのブログを見て、強く共感したこといまでも思い出す。
たまに病的なほどにモノを減らしたくなるが、手段に溺れず、そして今あるもので十分ではないかという問いかけを忘れず生活していきたい。
写真は新居、これで十分かもしれない笑