日日是好日 〜私が感じること
『日日是好日』といえば、皆さんも知っていらっしゃる
黒木華さんと樹木希林さんがご出演されていた映画を思い出す人も
いらっしゃる位、
茶道を習っていない方でも耳慣れた言葉になっているかと思います。
毎日がいい日ってことでしょー。って
これも禅語の一つだから、
よくお茶席の掛軸に掛けられたりもしますよね。
言葉の響きも柔くて、
こんな風に「毎日充実してて良い日なのー」って言えればいいですが、
実際の日常は、
「あ〜もう。今日は一緒に働いている人と何だか意見が噛み合わなくて
腹立つ」とか
「あ〜今日は子供達が喧嘩ばかりして、イライラしてしょうがないわ」
「疲れた。こんなに余裕がなくて疲れる仕事、嫌。」
とか。
もっと辛い立場に追い込まれていらっしゃる方にとったら
「人生は良いもの」なんて絶対言えない。
って鼻から否定的にも、悲観的にも捉える方もいらっしゃるかも
しれません。
心の中は波風が立ちやすいもの。
あなたはこの禅語を見て、どう感じますか?
私も、人生において
手を叩いて喜んで、みんなと笑い合うような良いこともあれば、
涙が止まらないほど辛く厳しい、悪いことばかりが続く時もあることを
知っています。
それでもそもそも、
「今日は良い日」「今日は悪い日」などとジャッジしないで、
今日も生きていられた。って考えるとどうかと
考えました。
そう考えると、
青空の日だって、曇り空の日だって、土砂降りの雨の日だって、
旦那さんと喧嘩してしまった日でも、
子供達に怒ってしまった日でも、
私が家族の中で、仕事場の中でも
この世で存在させて頂いている日。
花を愛でることが出来る日。
鳥の声を聴くことが出来る日。
このリビングで美味しいコーヒーの香りを嗅ぎながら頂ける日。
それはどんな日だって貴重で有り難い。
「かけがえのない日」
それが『日日是好日』ではないかと思います。
伝わったら嬉しいです。
私は昨年から、クラブハウスの中で
『日日是好日』朗読のお部屋というクラブを立ち上げ、
昨年は森下典子さん著の『日日是好日』〜お茶が教えてくれた15の幸せ、を。
今年は1月から、続編の『好日日記』〜季節のように生きる、を
朗読させて頂いております。
著者でもあり、お茶人でもある森下典子さんの言葉が、
茶道をやっている私に、自分事のように蘇り、
朗読をさせて頂いている最中、本当に心地よく響きます。
今年は二十四節気に合わせて、不定期の開催ですが、
良かったらお昼の12時半から、ランチタイムのひとときに
素敵な時間になればとやっておりますので、
お時間があればお越しくださいませ。
それでは皆様。
本日も良い日をお過ごしくださいね♡
Have a beautiful day!♪
椿の会テーブルスタイル茶道
上級講師 山梨
中村 もとこ
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