自己一致まとめ
前回の記事はこちら。
自己一致について、私の体験談をお伝えしましたが、なんとなくイメージが沸いたでしょうか?
自己一致な状態と自己不一致な状態
自己一致とは、端的に
「自分を偽らないこと。自分に嘘をつかないこと。」
これだと思います。
私たちは、これまで生きてきた中で、親・学校からの教育、周囲の期待、社会通念のようなものにより、大なり小なり「こうでなければいけない」という、模範的(だと思い込んでいる)姿を作り出していますよね?
この、「模範的(だと思い込んでいる)姿のように生きなければ・・・。」と、本来の性格を捨て、自分を偽り、本心を見て見ぬふりしている状態、これは自己不一致と呼ばれる状態です。
「自分は内向的で、とても大人しい。あまり人と話したくない。」と心の中で感じているのに、
「元気じゃないと好かれない」という思い込みから、明るい人間かのように振舞っている。
こんな状態です。
さて、人は、自己不一致の状態にあると、漠然とした不安を抱え、活力が沸かず、余裕がなくなります。
逆に、自己一致している状態は、安心感があり、穏やかな状態、心身健康な状態です。
さらに私の経験上、自己一致をしている状態の人は、とても魅力的で、人を引き付けているような気がします。
あなたの周りで、不思議ととても魅力的で安心感があるような人はいませんか?
その人は、とても自己一致しているように見えませんか?
自分に嘘をつかず心身健康になり、さらに魅力が出るというのなら、自己一致していることは良いこと尽くしですね!
では、どうすれば自己一致できるのか。これは難しくもあり、簡単でもあります。
自己一致をするためには
そもそも、なぜ人はありのままの自分でいられないのかというと、それは前述のとおり、これまでにそうあることで怒られたり、嫌な気持ちになったり、何かしら不都合な経験をしたからです。
言わば自己防衛のために、模範的姿を作り出してきたのです。
それをいきなり、防御を捨てろ!と言われても、怖くてできません。笑
しかし、自己一致すると言うのは、何もいつでもありのままの自分でいろ!と言っているのではありません。
まずは、「『自分は、本当はどう感じているのか』を無視せず、目を逸らさないこと。」
その上で、「どのような態度を表出するかを、自分で選べる状態でいること。」
これが大切です。
その判断軸に、他の人は…とか、普通は…とか、自分以外の要因は一切入りません。あくまで、「自分」がどうなのか、です。
最初は、反射的にこれまでの模範的な姿が出てきて、難しいかもしれません。しかし、意識をしていれば少しずつでも出来るようになります。
私のように、一度玉砕覚悟で防御を捨てるというのも、ありかもしれません。新たな扉が開く可能性は大です。笑
ぜひ、そんな自己一致した魅力的なあなたで生きていって欲しいと思います。