趣味の話
大学3年生くらいには就職活動が始まると思うんですが、当時は自己分析だったり履歴書の書き方だったり挨拶やお辞儀とか、あと面接時のマナーだったりと色々学校のセミナーがありました。
その履歴書を記入する練習をしたことがあって、結構空白が目立ってたんですよね。履歴書の種類や記入項目の関係もあるとは思うんですが。
もちろん志望動機や自己アピールや会社入ってどうなりたい、みたいな部分はぎっちり埋めるんですけど、その他の項目ですね。例えば学生期間中に頑張ったこととか、そっから得られたものは?とか。あと資格とか。
一応中学から運動部に所属して大学までやってたんですがそんな人間は掃いて捨てるほど存在しますし、バイトと勉強の両立とか言ってもバイトの経験も数えるくらいでどちらかというと逃げ出した人間でしたし(今考えるとその経験した時に普通に働くには難しい人間だとわかるのに頑張りが足りないとかまだ慣れてないからとか思ってた)で文字で埋めれはするものの、そこまでアピールできるものではありませんでした。
資格に関しても色々と取ろうとした時期もあったんですが、結局自分の中で資格に対する重要性を感じきれず。勉強はするものの頭に入らず、あるいは取ろうか考えるも実行せずと言った感じでした。(結局まわりの人が取り出してるから自分も何かとっとこう的な考えでした)
まぁそれでも書けないわけではないので記入はしてましたが自分の中での問題は「趣味」の部分ですよ。あるいは面接とかの「休日は何してますか?」的なやつね。
自分でも驚きました。記入欄が真っ白。ある程度文字で埋められた履歴書でそこだけぽっかり穴が空いた状態でした。
でもそんな人結構いるとも思うんですよ。で、おそらく多くの人が始めますよね?趣味探し。
そこで僕が始めたのが「読書」だったんですよ。ね?
透けて見えるでしょ?
何がって人間性の浅さが。本をいっぱい読む人で面白い人間ってたくさん存在しますけど、履歴書の項目を埋めるために読書する人間に面白みは感じないですよね。必死に埋め合わせしようとしてるなって。付け焼き刃どころか刃がちゃんと付いてないのにアピールする感じ。それは面接官にだって伝わるし自分でやってても虚しいし。
もちろんそれを取り繕える人もいる。結局就職決まるのが目的だから、趣味の項目なんか自己アピールと一緒でただの参考にしかならない。それにこれがきっかけで本当の趣味なったりもするし。そういう僕も本を読むようになりました。平均して月に1、2冊かなってところですが。
まぁそんな当時そんな僕でも地元で働き先を見つけることができました。が、趣味探しを続けていました。というのも働き出してからの方がより趣味がないことに嫌な感覚を覚えていったからです。
今はそれなりにいろんなことに手を出してはやめてを繰り返し、その中で続いてることもあります。でも当時のように履歴書を記入しようと思ったらおそらく同じくらい空白になると思います。ただあの時のような虚しさは感じません。楽しいと思えることは増えてますから。ただ履歴書に記入する程度ではないし、履歴書に書くようなものでは無いなと思っているだけです。
でも、それが趣味だとも思います。
履歴書には書けない。アピールポイントにはならない。そこまで熱中して詳しいわけでは無い。新しいスキルなんか身につかない。得にはならないし、下手すれば暇つぶし。
でも、趣味ってたぶんそんなモノだと思います。そっからいつの間にかその道の第一集団に入ってるかもしれないし、前線を突っ走ってるかもしれない。けれど最初のうちって大体人には言えないことで、自分の中でもただの時間泥棒だなって思ってたりする。
時間泥棒いいじゃないですか。はたから見たらそれって熱中してるのと変わらない様に見えますよ。
趣味探してますって人は自分の習慣から時間泥棒を探してみるのもいいかもしれませんね。
ではまた。
*書き始めたら考えまとまらなくてもう疲れてきちゃったんで無理やり切ります笑。もしかしたら続きかくかも(続けるとは言ってない)