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母親になってから「行きあたりばったりの旅」が苦手だと思いこんでいた

人って自分にないものにホント惹かれるよね。

今、編集者・藤本智士さんの「取り戻す旅」という本を読んでいる。

行きあたりばったりな旅、自由でほどよく無計画な旅こそ魅力的!という藤本さん。

わたしは正反対に、宿・その日のご飯・交通手段など、いろいろと事前に決めておかないと落ち着かないタイプ。

藤本さんみたいな旅のしかたに憧れるけど、わたしはそういうの楽しめない人なんだよなぁ・・・と思っていた。

けど、「取り戻す旅」を読んでいて気づいた。

わたしが「計画ばっちりの旅」を好むようになったのは、子どもが生まれてからのような気がする。

わたしの場合、つまり23歳からってこと。

それまで独身時代の旅行って、数えるほどしかしていない。つまりわたしの旅経験、ほとんどが子連れ旅行。

そりゃ、「計画ばっちりの旅」を好むわけだ。

そうとう旅慣れてる人は別として、予測不可能な動きする子どもを2人も3人も連れ、自由でほどよく無計画!を楽しめる母親は、たぶん少数派な気がする。

けどだから、わたしは行き当たりばったりの「余白の旅」が、苦手なわけじゃないんじゃない?

「取り戻す旅」は、藤本さんが青森を旅した数日間の活き活きとした記録。行く先々で、ほんとうに流れに身を任せて旅しているのがよく伝わってくる。

わたしこれ、たぶんできる気がする。

できるっていうか、なんなら楽しめる。大人だけなら。

フラフラ歩いてピンと来たごはん屋さんに入り、旅のテンションで知らない人と話して、おすすめの場所を聞いたらその日はお休みでさぁどうしよう!

そういう一連の流れを丸ごと楽しめる自信があるし、自分の身体感覚を研ぎ澄ませていく感じがあってワクワクする。

この一冊に綴られているのは、僕のそんな余白を取り戻す旅だ。そこにいったいどんなギフトが降りてくるのか、一緒に旅をするように読んでもらえたら嬉しい。

藤本智士著「取り戻す旅」

この秋、広島に行こうかなぁとちょっと迷っていた。今もまだ迷っている。

ちょうど行く理由ができたけど、行くなら子どもひとり連れていこうかなぁとか、やっぱ家族全員かなぁとか考えてるうちに、面倒になっていた。

ひとりで、行こうかなぁ。

一晩で平気で考えが変わってしまうわたしなので、この行きたい気持ちの尻尾を捕まえておいた方がいい気がする。

明日の朝決めよ。

おやすみなさい。


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