さすらいの中年旅人

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「摂理と状況」-3

4)男らしさ・女らしさは性平等時代には捨てなければならない 独生女論者たちは統一原理を家父長制だとして批判するため、フェミニストの主張をそのまま取り入れている。男らしさと女らしさという認識は男女平等時代に合わず廃止されなければならない、というフェミニストの主張は、家父長制を廃止しようとする隠れた目的をそのまま表している。1960年代末、急進的フェミニズム運動を主導し、女性解放論者、同性愛者たちのバイブルである『性政治学』を書いた「女性解放の毛沢東」と言われるケイト・ミレットと

    • 「独り娘の神学研究」 

      PUTI論叢『摂理と状況』第4集-1 3 独生女神学研究  「独り娘の神学研究」  この本は2019年11月に韓鶴子が鮮文大学の教授たちに「今から独生女論を研究せよ。独生女は六千年ぶりに初臨で誕生した。独生女が摂理を完成するために努力していることを堂々と語りなさい」という指示によって企画されたとみられる。2012年から本格的に始まった独生女論だったが、キム教授以外は消極的に対応してほぼ10年が経った。しかし、今になって統一原理を廃棄し独生女論を信じよという主張を盛り込んでこの

      • 独生女神学の中に見えるフェミニズム神学 PUTI論叢「摂理と状況」序文より

        フェミニズム神学が家庭連合の教理に表れたのは、2012年に出版された「真のお母様の生涯路程」である。この本は、メアリー・デイリーの「父なる神を越えて」を参照している。 文鮮明総裁が聖和(逝去)された2012年9月以降から家庭連合では「父なる神」を「天の父母様」と呼び始めた。原理講論では、神を論理学(logic)的に神の存在位相と格位を明らかにした。つまり「神は二性性相の中和的主体としておられ、被造世界に対しては男性格主体としておられるので「父なる神」と呼ぶと説明した。ところが

        • 旧統一教会と韓国儒教 米本ブログより

          神々の黄昏さんの論考 アットランダムな若干の注解&感想 (1)何気ない一言だったが、私にとって印象的だったのは、冒頭の前口上のところで紹介した教団中央幹部の言葉であった。「うちのことを理解するには韓国の儒教のことを知らなければならない。最近、韓国のドラマをみて、そのことがつくづくわかったよ」彼の実名を明かせば、「えっ、あの人」と驚くような人である。その人が今日に至って、統一教会と儒教との密接な関係を認識したのである。私にとっては衝撃的な呟きであった。なぜなら、統一教会を教会員

          統一教会初期は今とは違っていた

          日本統一教会の開拓期において西川氏が目覚しい成果を上げることができたのは、純粋にキリスト教的な地上天国の実現を説いたからであり、現在の統一教会の内部で語られているような「真の父母様に絶対服従する」という儒教的な宗教思想が受け入れられた訳ではなかったのです。 統一教会の初期に伝道された若者達が心を惹かれるようになったのは、キリスト教的な理想の実現運動と画期的な原理に接したからであり、儒教的な秩序社会の実現を目指す思想に共感したからではなかったのです。西川氏の伝道活動が成功したの

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          聖主教団の教理の一部

          わずかにわかっている聖主教団の教理のごく一部です。 1.罪の根は、「善悪を知る木の実」という果物を取って食べたところに起因するのでは なく、男女関係が原因となって生じた。すなわち淫乱が堕落の動機となった。 2.イエス様は、十字架を背負うために来られたのではなく、亡くならずにみ旨を成し遂げなければならなかった。 3.神様は二つの大きな悲しみをもっておられる。一つはアダムが堕落する瞬間を知りつつも、干渉できずに、ただ見ているしかなかった悲しみ、二つ目は、イエス様は本来、十字架上で

          聖主教団の教理の一部

          家庭連合天心苑が主導している「中心霊分立解怨祝福」プロジェクト

          このプロジェクトは、家庭連合清平修練院の天心苑の担当者たちが献金を集めるための目的で開発した霊分立アイテムだ。これは、かつての訓母金孝南の悪霊分立の役事、祖先解怨の役事とは異なる形であり、より粗雑で似非のレベルを超え、ほぼ詐欺のレベルに近い。 このような急造された献金調達アイテムが登場したのはお金のためだ。家庭連合全体にお金が枯渇し、巨大な清平教会団地を維持することさえ難しい状況になると、韓鶴子女史は教会機関を天心苑と家庭連合2院体制に改編する。そして、UPF、女性連合、YS

          家庭連合天心苑が主導している「中心霊分立解怨祝福」プロジェクト

          文國進氏、統一財団理事長を解任される

          2013年3月24日、文國進氏(当時43歳)は、統一財団理事長・統一グループ会長職を解任された。(統一財団は統一グループ内に13ある系列会社の資産を管理している) 韓総裁が辞任を迫ったのは文総裁が他界した直後であった。國進氏はこの要求を受け入れず粘ってきた。統一財団のFacebookには当時の事情が書かれていた。 國進様は韓総裁に理事会の投票による解任という形を要求した。新しい指導者に財団を引き渡すという韓総裁の命令に従うと言った。辞任する訳ではないが、理事会の決定には抵抗し

          文國進氏、統一財団理事長を解任される

          文亨進氏世界会長職を剥奪される(韓国時事ジャーナル)

          2015年3月8日、韓国旧統一教会は文総裁の五女である文善進氏を世界会長に任命した。この任命は旧統一教会の後継者をめぐる「王子の乱」と関係があるものと思われる。取材の結果、文亨進前世界会長と教権勢力の間で権力闘争があったことが確認された。旧統一教会はこの任命が発表される4日前に教義違反などを理由に亨進氏に職務権限を停止させるという通知をした。時事ジャーナルはこの内部資料を入手した。 「文亨進世界会長の職務権限停止処分に関する件」という題目が示すようにこの文書は、文前会長に対

          文亨進氏世界会長職を剥奪される(韓国時事ジャーナル)

          朱東文(チュドンムン)と朴普煕(パクポーヒ)のUCI経営と浪費

          信者の中には顕進氏がUCIを奪っていったと考える人々がいる。家庭連合がそのように宣伝してきたからだ。信者が噂を信じたのは、それを流したのがその当時、世界会長や財団理事長に立てられていた亨進氏や國進氏だったからだろう。 下記内容は、2012年8月24日にコロンビア特別区(District of Columbia=Washington, D.C.)の地方裁判所へUCIが提出した文書を参照しながらまとめたものである。UCIは、Unification Church Internati

          朱東文(チュドンムン)と朴普煕(パクポーヒ)のUCI経営と浪費

          偽造された文鮮明師最後の祈祷

          14人の子女たち全員が中心にならなければならないと言われている部分を咳で消して、ナレーションを入れています。お父様、私のお父様、苦しそうに呼吸をされながら、神様に人生最後の祈祷を捧げられた愛するお父様。呼べど、答えのない愛しいお父様。今どこにおられますか。天よどうして呼ばれたのでしょうか。悲しみに溢れ、胸が張り裂ける痛みで叫ぶ愛しいお父様。(以下省略) 文鮮明師最後の祈祷文  今日最終的な完成、完結を成し遂げてお父様のみ前にお返しし、今までの一生をお父様にお捧げすることを知

          偽造された文鮮明師最後の祈祷

          2013.11.14 UCI訴訟、判事の和解勧告

          2011年5月、家庭連合等がUCIを相手に始めた訴訟においてアンティア・ジョセ・ヘリング判事は、下記の意見書を両方に伝え裁判の危険性を警告した。この意見書と最近公開された裁判所の命令文を通してこの裁判の本質を理解することができる。理性を失い、単純な期待、幻想に陥り、無関心であるならば共倒れする可能性があることを悟らなければならない。文鮮明師と先輩たちが開拓してきた基盤を不義なる一部の人々によって破壊されるままにはしてはおけない。 UCI訴訟担当判事の意見、2013年11月1

          2013.11.14 UCI訴訟、判事の和解勧告

          再びダンベリーの悪夢がよみがえろうとしている。同じように愚かな弟子たちによって

          ダンベリー事件は確かに宗教迫害であった。わずか7000ドルの税金を理由に、最悪でも罰金刑となるところを偽証罪に引っ掛け、陰謀罪にまで拡大することによって文鮮明師(以下師)を13ヶ月の刑に処した。しかしもとはと言えば、愚かな弟子たちが原因となっていることも忘れてはならない。師がアメリカで活動される前に派遣された宣教師によってアメリカ統一教会は合法的に設立されていて、統一教会の銀行口座もあった。ところが、P氏らが師に「アメリカでは金持ちが尊敬されます」とアドバイスして、師名義の銀

          再びダンベリーの悪夢がよみがえろうとしている。同じように愚かな弟子たちによって

          金孝律(キムヒョヒル)氏と朱東文(チュドンムン)氏だけが知るUCI訴訟の秘密 

          2011年5月ワシントンDC裁判所に文亨進家庭連合世界会長・日本家庭連合・米国家庭連合・天宙平和連合・朱東文氏・金孝律氏らによって訴状が提出された。しかしこの訴訟は、原告が提出した証拠資料の不法性により証拠開始さえもされない状況だ。彼らは、UCI訴訟は文鮮明師(以下師)に危害を与える可能性が非常に高い訴訟という事実を知っていながら、この事実を隠してUCI訴訟を進めた。これは少し調べればすぐに分かることである。 訴状の内容は要約すると以下の通りである。 1原告の主張は「顕進氏

          金孝律(キムヒョヒル)氏と朱東文(チュドンムン)氏だけが知るUCI訴訟の秘密