Live_li_V_e -散界- 、終幕

去る9/1、スタッフとして参加したLive_li_V_e -散界- が開催されました。Live_li_V_eシリーズは-想-、-界-に続けての参加です。

毎度のことながら、今回が一番働いた気がします。
自分の仕事は、会場となるVRCワールドで動くギミックの制作です。使うのはUdonという、C#を基にしたVRC独自のプログラミング言語です。

今回の開催に向けた大きな要望の一つは「お客さんのアバターを一斉に指定のものに変えたい」というものでした。これが-散界-で一番苦労したものであり、一番達成感のあるギミックになりました。
最初から細かい理論等を省いて説明しますと、前回-界-の時点でアバターの変更自体はできることが分かっていました。ただし-界-の時にはunityのアニメーション機能と組み合わせて実装しようとしており、当時アニメーションの知識が不足していた自分では実装ができませんでした。しかも本番数時間前にそれを言われたので、殊更自分にとっては難しい話でした。
アニメーションについては-界-の後から今回までの間に勉強をして、その知識は会場エントランスから客席を繋げる部分のギミック作成に役立ちました。無事実装はできましたが、これも本番数時間前に実装したので割と大変でした。
次にメインであるアバター変更システムの実装に入るのですが、こちらの調整で非常に苦労しました。というのもお客さんと演者・スタッフを区別して変更しないといけません。とはいえ、その区別方法も確立しており、当初は楽にできるだろうと考えていました。そこが割と泥沼でした。端的に言いますと、自分が想定した通りにプログラムが動かず、原因解明と改善プログラム構築に1週間程度を費やし、完成したのは本番前日でした。

ここまで書いたように、今回のギミック制作の中で一番苦労したものになりましたが、同時に一番達成感のあるものとなりました。理由としては、これが自分にとってはLive_li_V_eで初めてお客さんの目に触れるギミックだったからです。
魔法としてギミックが発動した際のお客さん達の「すごい!」「なんで!?」といった声を後ろで聞いていて、作ることができてよかったと思っていました。これまでスタッフ通用口など、お客さんの目に触れないギミックを作っていたので、今回自分の仕事が表に出て、さらに評価されて本当に嬉しかったです。

ここまでが当日までの仕事で、他にも当日仕事がありました。それはライブ演出の発火準備とステージ上のレコード盤の切り替えです。こう書くのは発火する方が別にいたからです。こちらは1週間前に決まったこともありましたが、指示がややこしかったので理解するまでが大変でした。結果としては台本を改良してくれたことや構成の見直しがあったことでなんとか最後までほぼミスなくこなすことができました。こちらに関しては主催の舞ちゃんや一緒に動いてくれたスタッフの皆さんに感謝しています。

以上が今回の仕事になります。個人的には前回より満足感は明らかに高いです。ある程度事故やミスはありましたが、イベントの進行に支障をきたすような重大なものではなかったので許容範囲といえますし、なにより自分の定めた最低ラインを超えてお客さんにエンターテイメントを届けることができたので、個人的には今回は大いに満足といえる結果でした。
しかしながら、これに満足せず、驕らずに更に上のパフォーマンスが発揮できるように努力を続けていきます。なにせ、もっと楽しいことが始まろうとしておりますので…。

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