沢村基

かけだし小説家。 集英社文庫より「たとえ君の手をはなしても」刊行。「神絵師」で第一回氷室冴子青春文学賞準大賞を受賞。 つねにちょっと寝不足気味。

沢村基

かけだし小説家。 集英社文庫より「たとえ君の手をはなしても」刊行。「神絵師」で第一回氷室冴子青春文学賞準大賞を受賞。 つねにちょっと寝不足気味。

マガジン

  • 体育嫌い。

    チビで鈍足。 「なんでこんなこともできないの?」 「どうして頑張らないの?」 「……」 小学生のときからずっと体育が大嫌いだった著者が、それでも楽しかったスポーツのこと。語りたいスポーツの魅力。あるいはそこにある問題を、自由に語ります。

最近の記事

投稿サイトからの連絡メール、嬉しい? 不安? それとも両方?

受賞連絡メールがやってきた! ある日、あなたがなにげなくメールチェックをしていたら、「おめでとうございます。あなたの作品が入賞しました」というメールが届いていたらどうしますか?  差出人は、心当たりのある投稿サイトの運営チーム。    やったー! と心の中でガッツポーズ。  心を躍らせながらメールを開きます。    やった、やった、最近忙しかったけど、頑張って書き続けてきてよかったー! やっぱり努力は報われるものなんだなあ……。  なんて、ひとしきり感慨にふけったあと、落ち着

    • 荒野より君に告ぐ

      体育会系ミソジニー体質 2019年に開催されたラグビーワールドカップで「にわかファン」という言葉が流行した。  ラグビーはマニアックな古参ファンだけのものではない。「にわかファン」を大切にしよう。日本代表選手をはじめ、ジャーナリスト、記者、ラグビー関係者の多くがそう発信した。  さて私は「にわかファン」ではない。「出戻り」ファンである。  学生時代にラグビーの虜になって、ラグビーマガジンを買い、秩父宮や国立に足を運んだ。そう、かつてブームがあり、ラグビーのファンはたくさ

      • 子供たちがスポーツと出会う場所

        誰でも参加できる早朝サッカー 以前、noteに少し書いた小学校の「早朝サッカー」について書きます。 「早朝サッカー」それは、授業が始まる45分くらい前に自分のサッカーボールを持って学校に行くと、先生がサッカーを教えてくれる、というものです。  教えていた先生は、児童たちに地道な反復練習で少しづつ上達していく喜びを上手に実感させてくれる先生でした。たくさんの子が参加していました。(この先生との出会いは「上達とは自分の可能性に気づくこと」に書いています。よければあわせてお読み

        • 上達とは自分の可能性に気づくこと

          体育が嫌いになる教育 ベテランの編集さんとラグビー小説について相談させていただいてたときに、「沢村さんてスポーツ好きなんでしたっけ?」 「苦手ですよ。ラグビー観戦だけは特別なんですよ。うへへ」 みたいなやりとりをしまして。  ついでに 「だいたい学校の体育の授業って、多くの子にとって、スポーツが嫌いになるようにできてるんですよ!」 と言ってしまったことがあります。 「なんの準備もないまま、突然一斉に走らされて、『君は早いね』『君は遅いね』って簡単にレッテル貼りされて、『あ

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        • 体育嫌い。
          3本

        記事

          体育会系運動部における鉄拳制裁はアリか?

          いきなりシリアスな内容ですが、こんなニュースを目にしてしまったので。もちろん、こういうニュース、これが初めてじゃないですよね。最近ちょくちょく目にします。 暴言、暴力での指導。パワハラ。おそらく内部告発でしょうね。この件ではないですが、証拠の動画までニュース番組で取り上げられているケースもありますね。 ニュースのコメント欄の反応はおおむね「時代錯誤だ。なにやってるんだ!」というお怒り派と「昔はみんなそうだった。最近の子供(親)はデリケートすぎる」というお嘆き派に分かれるよ

          体育会系運動部における鉄拳制裁はアリか?