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AIに仕事を奪われないための働き方とは

この数か月、Chat GPTやAIの話を聞かない日がないのではと思います。

色んな業務が効率化され大変便利な世の中に。先日、YouTube動画が半自動化できてしまうという記事も公開しました。

AIを上手に使う為のプロンプト職人の需要が拡大するであろうという話から、いやいやそこもAIがやってくれるから、その必要すらないという話まで。

AIはネット上の情報を搔き集めて学習しているので、リアルのネットワークでしか共有されない「秘伝のたれ」的な情報にはアクセスできない。従って、そこに専門家の優位性が担保されるのでは?という話がある一方で、「秘伝のたれ」を知らなくても、膨大な機械学習を重ねることで、自ら「秘伝のたれ」を開発出来てしまうのでは?という話まで。

ご興味ある方は、是非、PajiさんのVoicy「Chat GPTとAI前提の社会の未来」をお聴きください。

AIが自ら必要なものを作り出す様になったら、「そもそも人間て必要なんだっけ?」とAIが世界を支配するSFのお話が現実になってしまうのではと恐ろしくもあります。

テクノロジーの暴走を防ぐべく、イーロンマスク氏らが「Chat GPTの半年間の開発中断」の署名活動を行ったり、イタリアでChat GPTの使用を禁止するという話まで出てきています。

この先も様々な議論や規制はあれど、多くの仕事がAIに奪われていく未来は確定と思います。

そうなると、我々の働き方も、「一つの会社だけ」「特定の専門技能だけ」というのは極めてリスキー。「パラレルキャリア/複業」という働き方に移行し、自分のスキルセットを拡充しつつ、柔軟に取り出したり、組み合わせたりと総合格闘技的な能力が求められていくのだと思います。

先日、「地方×パラレルで実現。新しいキャリアデザインと経済再生がDAO活そのものではないかという話」という記事を書きました。

そんな折、PR業界の友人である野島優美さんの「だんだん複業団」という活動のインタビュー記事に出会ったので、ご紹介させて頂きます。

「自由な提案ができるからこそ、領域にとらわれず、企業の課題に対して自分の強みをどう活かせるのかを考えることができました。私自身、PRや営業支援、キャリアコンサルタント、研修講師など、興味のおもむくままいろいろとやってきましたが、自分の立ち位置を一言で表現しきれないもどかしさがいつもどこかにありました。

でも今回、様々な企業の課題を聞く中で、『ここはPRの経験が活かせる』『この課題には営業支援がよさそう』など、自分のスキルと経験を組み合わせながら、本質的な課題解決を目指せるのではないかと思いました。

これまで一つのことに特化してキャリアをつくってきたわけではないので、どこか中途半端さを感じていた部分があったのですが、『いろいろな領域にまたがって仕事をしてきたからこその経験が活きるのでは』と感じるきっかけになりましたね」

まさに「総合格闘技」の事例。

『だんだん複業団』の “だんだん” には、「徐々に・じわじわと」地域企業と複業人材が関係性を深め、関わった人たちが「(松山市の方言でだんだん = )ありがとう」と笑顔で想い合う関係になってほしい。そんな気持ちが込められています。

だからこそ「スキル」や「経験」によるマッチングだけでなく、自然と「人柄」や「想い」でのマッチングとなるのが『だんだん複業団』の強みです。

また、ここに書かれている「人柄や想い」というのが、まさにAIには代替できない、今後、より価値が高まる要素なのではと思います。


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