オンライン会議ツール Faceless(フェイスレス)がZoomを駆逐する!?
今、注目の新オンライン会議ツールをご紹介致します。
その名はFaceless。本人の顔の代わりに、NFTアバターが画面に表示され、表情に連動して動きます。
実際に見て頂く方が早いですね。「人妻DAO」代表のこばやしさんが、Qudenという動画ツールを使って、自身の顔とアバターを連動させたサンプルを公開されているのでご覧ください。
気難しい得意先との商談も楽しくなりそうです(笑)。
NFT界の水先案内人Omochi先生も、動画と記事で紹介されています。
これだけであれば、最初は物珍しくて使われるけれど、しばらくすると飽きられて、Zoomでいいやとなりそうです。
Facelessの真価は、NFTがチケットになっていること。
詳細は「たく」さんの記事で紹介されています。
これの何がすごいのか?
NFTやクリプト界隈は匿名社会。所有しているNFTをプロフィールピクチャー(PFP)に設定し、それをアイデンティティにしている人も多い。
ところが、現状、有料ウェビナーを開催しようとすると、Peatixの様な配信アプリを使う必要がある。そこでメールアドレスや氏名、クレジットカード等との連携が必要となる。
また、Peatixに手数料の支払いも必要だ。
そこにトークンゲートを導入し、チケットとなるNFTを所有していればウェビナーを視聴できる様になった。
これにより、リアルとの一切の紐づけを行うことなくサービスの提供と対価の支払いが完結するのだ。また、既に発行済のNFTコレクションをチケットとして活用することも容易。コレクション運営サイドからするとユーテリティ拡大の選択肢の1つとなる。
今後、NFT界隈のAMA(Ask Me Anything)もFacelessに置き換わっていくのではと予想する。現状、Twitterスペースの活用が一般的であるが、以下の点で優れている。
音声だけでなく、スライドや動画が使用できリッチな内容を伝達可能
音声だけの配信でも、可愛いアバターが動くので楽しい
必要に応じ有料配信やホルダー限定配信が可能
アーカイブのダウンロードが容易(←スペースはかなり面倒)
スペースはNFT関連でない配信も多く埋もれがち
更に、ホルダー限定のエンタメコンテンツの配信も可能だ。私が所属する古事記projectでも、ボイスドラマや舞台のアーカイブ視聴をホルダー特典として提供しているが、どうホルダー限定配信をするかで苦心している。
Facelessで動画や音声ファイルをアップロードしておき、視聴リンクをシェアすれば、それでOK。後は、トークンゲートシステムが自動で視聴者を認証してくれる。
これが進化していけば、Netflixの様な動画配信サービスも可能になると考える。毎月、サブスク料金を支払わなくても、NFTがあれば視聴可能。視聴範囲を制限するグレードを設けることも可能だ。必要なくなった際は、サブスクを解約する代わりにNFTをマーケットプレイスで売却すれば良い。
Shinsei Galverseの様に、アニメ化を目指しているNFTプロジェクトの配信プラットフォームとしても最適だ。
何年か先、メタバースが浸透し、皆が当たり前にNFTアバターを保有する時代が到来したら、FacelessがZoomのポジションに座していることも十分に考えられるのではないだろうか?
<関連情報>
冒頭ご紹介したこばやしさんが代表を務める「人妻DAO」。決して、いかがわしいコミュニティではありません(笑)。
ディスコードというチャットアプリ上で交流を行う既婚女性のコミュニティ。単におしゃべりをするにとどまらず、女性の自己実現と経済的自立を目指したDAO(自律分散型組織)。
最新のライフハックツール(Notion、Canva、Quden等)が学べたり、企業案件に参加することで自己実現やマネタイズの機会も得られるとのこと。
興味のある既婚女性の方は、是非、下記リンクからご参加ください。
こばやし代表のインタビュー記事も併せてご紹介します。