2022年を振り返って
明けましておめでとうございます。
激動&濃い1年となった2022年を簡単に振り返りたいと思います。
激寒のシカゴで迎えた2022年。その前月から始めたダイエットとランニングに没頭しておりました。毎朝、Taylor Swiftを聴きながらトレッドミルで1時間走り、600kcalカロリー消費。実にストイックですね(笑)。
結局、2月中旬頃に膝を痛めランニングは断念。ただ、この時に仕入れたダイエット、ボディーメイク、プロテイン&サプリメントに関する知識が7月以降の仕事に繋がることに。
ランニングができなくなった後に出会い、マイブームとなったのがスターダム(女子プロレス)。最初は、単純に美女たちが繰り広げる華やかなショーに惹かれたのですが、徐々に、その裏側に仕込まれたビジネスの仕組みに興味の矛先が向かいました。
スターダムについて熱く語った記事は、こちら。
先日の、ジュリア選手の初戴冠となる王座戦も凄まじかったですね。女子プロレスをご覧になったことない方は、「こんな激しいのか!?」と度肝を抜かれると思います。
同時に、インプットした情報を整理する目的で書き始めたブログ(note)。米国のマーケティングに関する英語の記事を自分の為にまとめるというスタイル。
実質、最初に書いたコインベース(仮想通貨取引所)のスーパーボウル広告に関する記事が、なぜかプチバズとなり20,000超のviewを獲得。
その当時は、仮想通貨に関して何の知見もなし。仮想通貨取引所が何で、仮想通貨とビットコインとアルトコインがどう違っているかもわかっていない状況。
その後、仮想通貨やNFTにに関する記事を公開することも増え、一度、自分でもやってみないことには説得力ないなぁと思い始めた。
そんな折、「新星ギャルバースがOpen Seaで1位を獲得!」という歴史的瞬間に立ち会い、「ギャルバースを買おう」とNFT投資を開始しました。
次に考えたのが、どうやって効率的にNFTに関する情報収集を行うか?その時、イケハヤ氏がVoicyでNMO(NFT Marketing Orchestra)の宣伝をしていて、「これだ!」と飛び込みました。
これが、NFT沼の始まり。お得な案件の情報が得られる、NFTやWeb3に関する最新の知見が得られるというだけでも有益でエキサイティングなのですが、最大のフルーツはそこではありません。
まだ日本で2万人も居ないと言われているNFT村。このタイミングでここに飛び込んで来るのは、情報感度が高く、行動力に富み、コミュニケケーション能力が高く、人間関係構築力に優れた方ばかり。
こうした方々との出会い、交流、関係構築が最大の宝になりました。何十回の異業種交流会に参加するより濃密な出会い。
まさにNMOでの出会いがご縁となり、古事記projectやANIM.JPというNFTコレクションに運営として参加させて頂きました。
ここでは、面識のない、素性すらわからないメンバーとチームを組み、テキストベースの非同期コミュニケーションにて仕事を進めるという、「The Web3」な体験をさせて頂きました。
この様にプロジェクトを内側から経験したことで、「どんな摩擦が起きるのか」「どの様に組織運営をすれば良いのか」「オンライン/オフライン、同期/非同期コミュニケーションの使い分け」等、貴重な学びを得ました。
また、これらの「DAO活」(自律分散型のコミュニティーへの参加)を通じて、今後のビジネスパートナーとなりそうな方々との様々な出会いもありました。
「リアルでは、ほぼ初対面」という状況で会って、9時間飲み明かしても、まだ、話が尽きない等。これも、DAO活を通じて、十分な地ならしができているからに他なりません。
とDAO活に精を出す中、本業では7月に2年ぶりに日本へ帰任し、スポーツサプリメントのマーケティングに携わることになりました。
こちらも、まさに、「リアルとデジタルの融合」「コミュニティーの運営を通じたエンゲージメント強化」等が大きなテーマとなっており、DAO活で得た知識・体験を本業で活かし、本業での経験(これまでに蓄積してきた)をDAO活で活かすという好循環に。
そして、1年の締めくくりはLLAC(Live Like A Cat)というNFTコレクションの発売。こちらは、運営ではなく、1投資家という関わり。
1点、0.001ETH(160円)で発売されたNFTが1日で3.5ETH(56万円)にまで価値が上昇(約定ベースの最高額4.86ETH、78万円)。私も3点、購入できたので含み益で150万円超。
これを売ってしまえば大儲けということなのですが、今、日本のNFT市場で主流のお作法は「ガチホ文化」。別名、「座禅文化」とも。
今回のLLACは、前評判も高く、「勝ち確案件」とも言われていました。ALと呼ばれる前売り券の様なものを得る為に運営メンバーからの審査が必要。
・過去に即売り(ぺパハン、ペーパーハンド)歴はないか?
・運営が推奨する特定NFTを保有しているか?
・一定数のTwitterフォロワーを抱えているか?
・TwitterでNFTに関する積極的な発信を行っているか?
・ウォレットに十分な資金が入っているか?
・「要注意」のプロジェクトに過去、関わっていないか?
これらの審査が入念に行われ、磨きに磨かれた「純米吟醸リスト」が生成され、それに基づいてALが配布される。
こういう前提で配られた、「勝ち確購入権」なので、「それを即売りする」=「ぺパハン認定」=「信用失墜」=「今後、勝ち確購入権がもらえなくなる」。従って、どんなに含み益が膨らんでも売却できないという構造にあります。
という日本独特の「ガチホ/座禅文化」が育ちつつある日本NFT業界。これが日本、更には世界のスタンダードに進化していくのか、あるいは単なる歴史に1ページとして忘れ去られるのか。
という様なことも、歴史の証人として楽しんでいきたいと思います。