ジャパネット創業家親子が今だから話せる事業承継の真実
ジャパネットの事業承継は注目に値します。突出した個人技で事業拡大をした創業社長。その個人技の継承は実質不可能。代替わりを契機に求心力が失われ、お家騒動も加わり衰退していくというのが相場。
ところが、ジャパネットに関しては、性格や強みが全く異なる息子に、しっかりと継承できている。
これは、現社長である旭人(あきと)氏が優秀かつ努力されたこと、創業社長が院政をひかずに潔く退いたことに加え、タイミングの部分も大きいと考えます。
2,000億円を超える会社となり、カリスマ経営者がワントップで牽引するには限界がある中、組織マネジメント型に舵を切っていかなければならないタイミングで現社長に継承。
本件、2年前に一度記事化しました。
今回、ダイヤモンドオンラインで「ジャパネット創業家親子が今だから話せる事業承継の真実 なぜ父は息子に全てを託し身を引いたか」という興味深い記事が掲載されたので、改めてご紹介させて頂きます。
カリスマ創業社長を前に面従腹背となるのではなく、部下が見守る中、徹底的に議論を戦わせた。上司(創業社長)から見たら、可愛くない部下。それも承知で、摩擦を恐れず、議論し尽くすことで信頼関係を構築したというのが一番の成功の秘訣と思います。
ジャパネットの物語は、今後も定期的に追っていきたいと思います。
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