ブロックチェーンEXPOとNinjaDAO Conferenceに関する考察
ブロックチェーンEXPO。結局、私自身は調整がつかず行けませんでしたが、参加した方からの話や発信を見て、雰囲気は掴めました。
開催期間中にフミ(BigSugar @bigsugarwhite11)さん、ひと妻DAO代表の小林さんと会食をしました。
エキスポに参加されたフミさんに感想をお聞きしたところ「トレーサビリティ関連が目についた」というのが第一声。
これは、私自身、最初にブロックチェーンの概念を聞いた際に発想したこと。ブロックチェーンがトレーサビリティに活用されることで、産地偽装防止やフェアトレード証明に繋がる。
最近、スーパーでちょくちょく見かける「この野菜は私が作りました」という証明としても使える。
実務的には、品質トラブルの際に問題ロットを特定したり、アレルゲン原料を特定したりというケースでも使えそうです。
これらは技術的には可能でしょうから、後は実用レベルのコストを実現し、有用性の理解を広めるだけ(これが、もっとも難しいのですが)。
こちらは、noteをフォローさせて頂いているshowさんの記事。NFT関連は色々と苦戦している一方、AI関連の方が熱量高く、活況を呈していたとのこと。
この「雲をつかむ気持ち」は、本分野にコミットしている人の共通の悩み・不安なのだと共感しました。
showさんが紹介されていた農場系ブロックチェーンゲーム「THE LAND 〜エルフの森〜」には興味を持ちました。私が所属するメタグリ研究所の活動にも繋げていけると良いなと思っています。
もうお1人はnoteを通じて知り合ったモリプトタツヤさん。モリプトさんは、showさんと真逆で、「AIの方が盛り上がってるかと思いきや、ディープラーニングによる画像解析で不良品発見するソリューションなど工場向けAIが中心で例年と変わり映えしない」との感想。
同じイベントに参加しても、人それぞれ感じ方が異なる。それを客観的に受け止めて自身の学びとする。これもひとつの学びのスタイルなのではと思いました。
モリプトさんが紹介されているファービーの事例。これまた、同じ着想を得ても、日本人と米国人で真逆の方向に進むという考察、面白いです。
最後に、現在開催中のNinjaDAO Conferenceについて。主催者のKonさんが、先日開催された「NFT総合シンポジウム」と比較すると、今回のコンフェレンスの方がパーソナルストーリーが際立っているとVoicyで解説されていましたが、私も同様の印象を持ちました。
一般の会社で開催される成果発表会/ポスターセッションに近い。DAO参加メンバーが知見・苦労・学びを共有し、それを相互に称え合う。内輪ノリでありつつも、実は普遍的な内容が詰まっていて、外部の人間が観ても学びがある。
社内イベントを社外の人間がこっそり覗き見る。そんな不思議な感覚になるイベントと思います。
似た内容を、こちらの動画にコメントさせて頂きましたので、ご興味ある方はご覧ください。
NFTと共に発達・確立したのが「音声マーケティング」。TwitterやVoicy(Podcast)を活用したマーケティング。Web2マーケティングにも色々と取り込む余地があるという点で着目しています。
「声DAO」は、
・音声マーケティング
・MC・ナレーション
・声優業
等、複数の可能性から、どこがスイートスポットなのか?という視点で参加するのも面白そうです。
イケハヤさんがVoicyで紹介されていた「はちじゅうさん」さんのプレゼンも良かったです。美術大を出たもののアートでは生計が立たない為、別の仕事に就いた。人とのコミュニケーションが得意でなく友達も少なかったけれど、Ninja DAOで作品を作るようになり、たくさんの仲間ができ充実した日々を送っているという感動のストーリー。
マネーゲーム(デジタルババ抜き)のおもちゃではなく、こういったクリエイターにスポットがあたり、アートで生計が立つ様になる。NFTの未来は、そうであって欲しいと改めて思いました。
先般触れたNFT総合シンポジウムに関しては、下記noteをご参照ください。
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