メタバースの中で育ったと言われるZ世代 果たして実態は!?
Z世代に特化した最新トレンド情報を届けてくれるメディアYPulse。今回は、Z世代はメタバースを日常的に使いこなしているのか?を解説してくれています。
結論から申し上げると、現時点ではWeb2.0ベースのオンラインゲーム(フォートナイト、ロブロックス等)の方が圧倒的に支持されており、Web3をベースとしたディセントラランド等のメタバースは、まだあまり普及していないとのことです。
実際には、フォートナイト、ロブロックス等もNFT/Web3対応化しつつありますが、ディセントラランドの様に最初からWeb3を基盤に構築しているサービスとの対比でこの様に表現していると理解しました。
私自身もディセントラランドに実際に入ったことはありませんが、下記の解説記事を見る限り、「新しいテクノロジーを使って色々な可能性がある」ことをアピールしている段階。
フォートナイト:純粋にフォートナイトで遊びたい
ロブロックス:色々なゲームで遊べて楽しい。自作ゲームも作れる
アクシー・インフィニティ:ゲームで稼げる
と言った、利用者を引き付けるユースケース(利用や参加する動機)が弱く、「投資」の側面ばかり先行しているとの印象を持ちました。もしかしたら、オンラインカジノあたりが、今後、キラーコンテンツになっていくのかも知れません(←法律や税金の扱いがややこしそうですが)。
先日、SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)でマーク・ザッカーバーグが語ったメタバース構想に、今一つときめかないという記事を書きました。これに似た印象。
同じく、SXSWでは「メタバースで土地を買うのは時期尚早」という話も出ていました。
ディセントラランド内で流通している独自トークンMANAに関し、以下の通り注目されています。
一方、直近の値動きを見ると300円前後まで落ちている模様。
フォートナイトやロブロックスは友人と一緒に遊びたいから勧誘する。アクシー・インフィニティ―の場合は、「稼げるよ」と友人を勧誘する。という形で自然と参加者が増えていく。
ただし、「稼ぐ」目的の場合、他の選択肢との比較で割が良いかが判断材料となる。アクシー・インフィニティ―の場合は、1日に稼げるのが$30~$70程度と言われており、フィリピン人やインドネシア人にとっては魅力的であるが、米国人や日本人にとっては、それほどでもないということの様です。
テクノロジーの進化とユースケース(利用や参加する動機)が相互依存しながら、新しいサービスが発展していく。これが、歴史の教え。
この先、どの様なユースケースが開発され普及していくのかに注目です。