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メタバースでの恋愛事情

先日、「メタバースで進化するマッチングアプリ」という記事を公開しました。今回は、その続編的なものとなります。

なぜ、続編を書こうと思ったかですが、前回の記事は私の視点が従来の性別意識に囚われていたことに気づいたからです。

そのきっかけとなったのが、こちらのnote主催イベント。「今こそ知りたいVRとメタバース」

私自身、ヘッドセットは持っていませんし、ソーシャルVRサービスというものを実際に体験したこともありません。

従って、YouTubeで観るサンドボックスやディセントラランドの映像をベースに3次元になったら、こんな感じであろうと想像する(←遊園地でのVR体験の記憶も駆使)。それが、私のイメージするVR/メタバースでした。

今回、VRを日常使いしている方々のお話を聞き、脳天を叩き割られる様な衝撃を受けました。

私が暗黙の前提としてイメージしていたアバター像は、物理的な性別を踏襲。そこに様な洋服やアイテムを追加し、おしゃれを楽しむ。

モバゲーやグリーの頃の感覚。

本動画で紹介されたとあるデータを見て、私のこれまでの前提と常識が、ガラガラと音を立てて崩れ落ちました。

それは、こちら。

現状、VR参加者の内9割弱は男性。ところがアバターの性別は約8割が女性。つまり、ほとんどの男性が女性の姿をしたアバターで参加しているという現実。

「バ美肉」。ネットで目にしたことはあるが意味を理解できていなかった言葉。これが、大いに関係している様です。

バ美肉とは、バーチャル美少女受肉またはバーチャル美少女セルフ受肉の略語。美少女のアバターを纏うこと、あるいは、纏ったうえでサイバースペースの美少女として、VRChat等のサイバースペースで活動したり、バーチャルYouTuber、バーチャルアイドルなどとして活動することを指す。

出典:ウィキペデイア

どの様に「バ美肉」に変身するかを解説した記事も見つけました。(こちらの記事からヘッダー画像をお借りしました)。

私が、先日の記事で「デートアプリがメタバースのキラーコンテンツになる」という予測は、アバターが実際の性別を踏襲しているという前提。

VR/メタバースの世界では、性別も声も変えてしまっているとなると、自分がアプローチしている相手が実際に男性なのか、女性なのか。おじさんなのか、若い女性なのかがわからないということ。

そして、更に衝撃の結果が紹介されました。

40%のユーザーがVR上で恋愛をしたことがある

結構、高いですね。

75%のユーザーがVR恋愛時、相手の実際の性別は重要でないと回答

えええ!!!???

現状、VR参加者の大半が男性なので、普通に考えると、相手もほぼ男性となりますよね。

相手に興味を持ったきっかけは、
1.性格:64%
2.ビジュアル(アバターの):20%

なるほど。VR上のチャットや共同作業を通じて、相手の人となりを知り、惹かれ、好きになる。その際、相手の性別は重要でないということ。

動画の中でも語られていましたが、リアルの世界では、どうしてもビジュアル重視。ビジュアルの壁を超えないと、性格まで辿り着けないことが多い。VRの世界では、純粋に性格や人間性が評価されるというのは興味深いです。

現実世界では得られない、自己肯定感が得られるという要素も強いのかも知れません。

こうなると、友情や愛情という従来の定義のもう一つ上のレイヤー。さながら、人類愛とでも呼ぶのでしょうか。

この恋愛はVR上で完結しても良いし、それがリアルに発展しても良い。リアルの恋愛の仕方も、従来の男女の交わりに限定せず、様々なスキンシップの形があって良い。ということなのでしょう。

最後に、「バーチャル美少女ねむ」さんのnoteプロフィールページをご紹介します。実質的なVR/メタバースの手引書と言えそうです。

<併せて読む>

日本発NFTプロジェクト「新星ギャルバース」。Zombie Zooの生みの親でありNFTアート成功の方程式を熟知した草野絵美さんが仕掛け人。世界中に散らばった8,888人のギャルの素性が徐々に明かされ、最後はアニメとして公開予定。


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