最近、よく聞くYOLOとは? パンデミックを経て問い直す人生の意義
最近、米国でYOLOという単語を頻繁に耳にする様になりました。YOLOとは You Only Live Once! の略。「人生は一度きり」という意味です。
下記のニューヨークタイムズの考察がわかりやすいです。パンデミックを経て、長い在宅生活に疲弊した。この機会に「人生とは何か?」について深く考えた。突如、自分でコントロールできない災害が起き、いつ死ぬかもわからない中、ハードワークやカネの為に捧げる人生で良いのか?と。
あるいは、何も挑戦しないまま、このまま平々凡々な日々を過ごして後悔しないか?仮想通貨やNFT等、新たに一財産築ける道が開けた中、ただ指をくわえて見ているだけなのか?
「挑戦する者には道が拓かれ、臆病者は罰せられる」
最後、仏陀の教えである「無常」(impermanence)を引用。「この世に永遠はない。人生は一度きり」。
こちらのGWI社のプレゼンテーションでも、YOLOの背景となる様々な調査データが紹介されています。
トーマス・コルスター教授の言葉を引用した上記のスライドが印象的です。「パーパス(Why you make it)は、もはや古い。これからは、どう、自分達を後押ししてくれるかが重要(Help them become)」
最後に、Apple社のショートムービー仕立ての動画広告をご紹介します。「Escape from the Office」(オフィスから脱出!)というタイトルで、同社のツールを使えば、オフィスに居なくても仕事ができるという内容。
YOLOというワードは直接出て来ませんが、こうした背景を踏まえ、対象視聴者である若者の共感を狙っていることは明らか。偉そうに命令ばかりして来るボスに対し、ちゃぶ台返しして会社を去る。
パンデミックを機に「とある課題が顕在化した」という下記記事も併せてお読みいただけると嬉しいです。