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日本初NFTファンド設立 NFT市場活性化の起爆剤となるか?

昨日、発表されたビッグニュース。

こちら、イケハヤさんの「NFTは投資家にとって、もっと魅力的な市場にしないといけないよね」という発信が起点になっているとのこと。

Skyland VenturesとCoolConnectで、NFTに投資をします!(ImotoのNFT戦略室)

事件!本格的な投資マネーが、国内NFT市場に投入される機運(イケハヤラジオ)

そして、最も熱狂的な反応をしたのがNFT水先案内人として有名なPajiさん。この歴史的なニュースがさらっと流される様なことがあってはならないとTwitterとVoicyで五月雨式に発信されました。

NFT投資に本格VCが参画、なにが凄いのか(裏・パジチャネル)

さて、ではこれをどう評価するか。流動性が少なく、法規制も未整備、かつ、冬相場真っ只中で圧倒的にリスク要因が大きい中での投資。うどんさんが「逆張りの投資」と表現されており、まさにその通りと思います。

このタイミングでの逆張りについて(讃岐うどんとNFTチャネル)

以下、私の個人的な意見です。これはVCとしては英断と思います。VCというのは商売柄、全部当てることは不可能。ポートフォリオを組んでトータルで儲ける。つまり、10件投資した内、9件は失敗でも1件が大化けして、他の案件の分もカバーして利益が出る。そういうモデル。

米国の著名なVCであるアンドリーセン・ホロヴィッツの方が以前、「投資した案件がグロースしなかったことは咎めない。グロースした投資を見逃した際は激しく咎められる」と言っていました。

今回、スカイランド社は冬の時代に一石を投じた。仮に今が底値で今後、市場が回復すれば大儲け。何より、市場トレンドを反転させた英雄として語り継がれる。

逆に失敗に終わっても、トータルポートフォリオとしてリスク管理ができていれば、他の案件で儲ければ良いだけ。

市場視点では「いよいよ投資マネーが本格的に入ってくる」というシグナリングとなり、ここに他の投資マネーが追随すれば、市場反転の契機となり得る。

先日、某PJが大企業と組んで鳴り物入りで発表された企画が、従来通りALを配って、共同幻想で期待を煽りNFTを買わせる。北海道に行かせて、SBTがもらえるだけ。と単に市場からお金を吸い上げるだけの残念な中身であったので、このスカイランド社のムーブには大いに期待しています。

この1年、多くの方々がNFTの将来に可能性を感じ、脱サラし、NFTにフルコミットしています。こちらのメタバライブ代表のぺスハムさんの様に、投資マネーの流入を熱望している方も多いと思います。

Skyland木下さんとimotoさんの投資の解説&NFTの将来を夢見る(メタバライブ&めたばっちのぺスハム)

最後に、今後、ファンドを始めとした投資マネーの流入を加速する際の大きな障壁が、法整備と共に、どうプロジェクトの成長とコレクションの価格を連動させるかだと思っています。

株式の場合、事業が成功すれば配当という形で利益還元できますし、株価も連動しやすい。一方、配当が認められていないNFTにおいて、価格形成が共同幻想主導となり、実態やファンダが連動しにくいという点。

配当が認められれば、気軽に売買できる小口株式の様に機能し、結果、流動性を高めることにも繋がるのではと思うのですが。

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