2024年X(旧Twitter)での今年の私的ベスト日本酒上半期10選ランキング集計
今年もやってまいりました、恒例、X(Twitter)ハッシュタグ
ばっくりと銘柄で取りまとめようという記事です。
AI全盛ながらまだ手作業集計。米の種類やら何やら色々ありますからね。
ちなみに過去の結果はこちら。
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
尚、2024/06/01~2024/7/23までの集計です。大体80人ほどで約800票集計しました。
例年通り皆さん確り特定名称や酒米だとか細かく商品が記載されていましたが、集計が多岐に渡るので、大ざっぱな銘柄でまとめました。
当然、ものが変われば味も変わるので、あくまでお遊びとして参考にして頂けたら幸いです。
今年も折角なので17位(実質24位)まで発表。
17位(同率7票):わかむすめ
山口県の夫婦お二人で営むわかむすめが初ランクイン。しかも奥様が杜氏。2023年インターナショナルワインチャレンジでも金、銀と受賞。ガス感があるお酒が多いようです。飲んだことないので気になります。
17位(同率7票):春霞
秋田の春霞が初ランクイン。結構、波乱の幕開けじゃないですか?秋田巡吟醸でも飲みましたが綺麗で良きお酒です。
17位(同率7票):光栄菊
昨年11位から落ち着いて17位。低アル、ガス感の雄って貫禄が出てきた気がします。
17位(同率7票):鍋島
佐賀が誇る人気銘柄と言えば鍋島を忘れてはいけません。Xでこのハッシュタグが始まった2019年からランクインしている香り高いお酒。
17位(同率7票):寫樂
毎年確りと入る寫樂。昨年と順位も得票もほぼ変わらず。ポスト十四代なんて言われたりしますが、もはやこれだけ定番だとポストがどうとか言わずとも、美味しいことは知られてきているのではないでしょうか。
17位(同率7票):飛鸞
今年も飛鸞が入ってきました!3年連続ランクインで人気を確固たるものにしましたね。甘めジューシー系が好きな方にお勧めしたい銘柄です。
17位(同率7票):神蔵
京都の松井酒造さんの神蔵が初ランクイン。なんとマンションの1階で造られているそうで。2022年の7月に蔵をリニューアルしたのですが、早速その効果がでたということではないでしょうか。
14位(同率8票):吉田蔵u
一昨年あたりから、もう少しでランクインという位置におりましたがついに入ってきました。手取川で元々有名な株式会社吉田酒造店さんが2021年11月1日から始めた新銘柄。乳酸や発酵助剤、酵素剤など表示義務のない添加物は一切使用されていないとのこと。
14位(同率8票):田酒
レア酒会の定番?田酒は今年も人気。とはいえ、一昔前よりずいぶん見かけるようになった気がします。ここら辺の順位はまだ手に入りやすい銘柄もある印象です。
13位(9票):みむろ杉
昨年11位から13位。ほぼ横ばいですが、昨年との1年の間に酒屋大賞で一位のGOLDを受賞。まだまだ注目を集めている途中とも言えましょう。
12位(10票):AKABU
AKABUは昨年3位から12位。この流れは定番化した感じですね。今年も翡翠など季節酒が特に票を集めました。
11位(11票):山三
長野の山三が初ランクイン!蔵は2015年から休眠状態にありましたが、2023年2月から事業継承という形で再スタート。社長は異業種から参入した形ですが瞬く間に人気銘柄に。当初は長野県内のみでの発売から、今は聖地こと小山商店さんを始め、取り扱うお店が増えてきております。お酒は勿論、小山商店さんの審美眼も凄いですね。
9位(同率12票):而今
同率9位なのでいよいよベスト10です。昨年と同順位で而今!流石といったところでしょう。
9位(同率12票):産土
而今と並んだのは産土。昨年16位から順位を伸ばしました。完全にプレ酒化しました。10位以内からプレ酒が多くなってきますね。
8位(15票):十四代
プレ値キングと言っても過言ではない、十四代が8位。とはいえ2019年、2020年と共に2位から最近は5位以下に落ち着いているので、人気一辺倒というわけでもない順位からも色々なお酒が本当に今は多いと思わされます。
6位(同率17票):あべ
昨年4位のあべが6位。僕個人も良く買って飲んでおりますが、人気と買いやすさが調度いいのかなぁと。
6位(同率17票):La jomon
昨年もう少しでランクインといったLa jomonがついに、そしていきなり6位!酒屋さんのPB商品で販路が少ない中、この人気というのは相当すごいことだと思います。新しいPB銘柄のIDEHAが人気を集めました。
5位(同率20票):寒菊
昨年2位から5位。OCEAN99の人気は変わらずといったところ。それも3年連続で人気なのでまだの方は飲んでおいた方が良いかもしれませんね。
4位(同率22票):交酒 花風
うおおおおお!これは大興奮しました。厳密に言ってしまうと日本酒ではなく、ホップも原材料に使ったクラフトサケなのですが・・・まぁ細かいことは良いです。同じくホップを使った稲とホップ絶対飲むマンの僕はずーっと追っていたのですよ。
そんな中、稲とアガベ醸造所さんよりお求めやすいようにということで、今年新しく値段抑えめの花風が発売されたのです。嬉しい。ライチ・マスカット系の爽やかな「サケ」ですので是非飲んでいただきたいです。
2位(同率24票):仙禽
僕の地元栃木のお酒、仙禽が2位!昨年5位から2位に浮上しました。以前は集計時期的に夏の季節酒であるかぶとむしで票を集めておりましたが、一昨年あたりからオーガニックナチュールやUAとのコラボなど色々な種類で得票につながりました。
2位(24票):信州亀齢
一昨年3位、昨年6位と来て今年2位。完全に「成った」なと言える順位。ついでにプレ酒にもなりました。
1位(38票):新政
はい、お約束通り1位は新政でした!これはちょっともう名誉1位というか、来年からせめてNO.6と新政は分けましょうかね。新政の特徴は限定酒など多岐に渡るため、複数挙げる方がいるのですが、昨年に引き続き今年は少なかったようにも思えます。
イベントや話題になる商品発売など、常に仕掛けておりますし、流石ですね。
最後に
今年も楽しませていただきました。何と言ってもクラフトサケがランクイン、しかも5位以内というのは衝撃的でしたね。新たな時代のうねりを感じます。
後は、昨年や一昨年に20以下だった銘柄が続々と人気になってきているのも感じました。
その意味で今年、惜しくも20位以内に入らなかった銘柄も紹介したいと思います。
東洋美人あたりは入ったりもしてるのですが、他の銘柄は今後かなり要注目だと思いますよ。
最後に僕の10選を紹介して終わりたいと思います。
交酒 花風
みむろ杉 十周年感謝酒
仙禽 オーガニックナチュールX:sparkling
廣戸川 純大うすにごり
あべ ブルー
久保田 千寿
日日 秋津山田錦
HIZIRIZM 渡船50
福海 レイホウ
AKABU 翡翠
※AKABU翡翠と仙禽 オーガニックナチュールXは二年連続選出。美味しいからしゃーないです。個人的にHIZIRIZMと福海は来年まだまだ伸びる気がしてます。