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社内向け動画のナレーションにはVOICEPEAKが最強

だいぶ前になりますが、社内向け動画にVOICEVOXを使ってみたという記事をアップしました。

この記事を投稿以降、いくつかVOICEVOXをナレーションとして使った動画を社内&社外向けに作成していて、概ね評判は良かったのですが、一部こんな指摘をいただきました。

  • イントネーションに不自然さが残る

  • どうしてもアニメっぽさがあって、真面目に聞けない

1つめについては自分のVOICEVOXの調声不足ではあるのですが、2つ目については、VOICEVOXがキャラクターと紐付く声の作り方をしているので、致し方ない部分もあるかと思います。
最近ではキャラクターもかなり増えてはいるものの、個性の少ない声が少ない印象で、いわゆる企業もののナレーションを行うには難しい声かなぁとも感じます。

そんな中、自分の調声力とビジネス向けな声を求めて、「VOICEPEAK 商用可能 6ナレーターセット」を購入して使ってみたところ、かなり作業効率が上がったので、今回はこちらの製品の魅力を紹介します。

気軽に使える「商用可能」な合成音声は意外と少ない

リンク先にも記載されている通り、「VOICEPEAK 商用可能 6ナレーターセット」の最大の魅力は「商用可能」というところです。

無料の音声合成ソフトだと、「個人は利用フリー」というものは結構あるのですが、商用だったり企業が使おうとすると、別途商用ライセンスが必要なものが多く、金額も決して安くありません。

合成音声では最大勢力(であろう)霊夢と魔理沙も、企業が使う場合には商用ライセンスが必要です(個人の場合でも収益化されている場合には必要です)。

一方で「VOICEPEAK 商用可能 6ナレーターセット」は、こちらの製品を購入すれば商用での利用が許可されてます(もちろん、使用許諾の範囲内ではありますが)。
このため、VOICEPEAKを使った声を入れた動画に関しては、気にせず社内外で使用できます。

調声がほとんど必要なく自然な声

次に使ってみてよかったのは、「調声がほとんど必要ない」点です。
製品名や企業名など、「意図的にこういうイントネーションで読んでもらいたい」というものはさすがに少し調声が必要ですが、今こうやって書いてる、いわゆる一般的な文章の場合、文字を打ち込めばほぼ聞ける声が生成されます。
というわけで、論より証拠でここまでの段落をVOICEPEAKに打ち込んで、無調整で生成してみました。

いかがでしょうか?
文字を打ち込むだけでこのレベルの声が作れるってすごくないですか?
しかも声が落ち着いていて個性も強くないので、VOICECOXで指摘されたような「アニメっぽさ」がありません。
実際、VOICEPEAKを使い始めてから、社内向け動画のナレーションで違和感に関する指摘はなく、まだこの声が「合成音声」だと気づいていない人も多いようです💧

合成音声を使うメリットは、「自分たちで喋らなくていい」こと

「合成音声を使うメリット」という部分に関しては、VOICEVOXを紹介する投稿と重複しますが、改めてご紹介すると、自分たちで喋らなくていいということです。
普通に仕事をしていると1日に何度も人と会話するので声を出すことに抵抗がある方はよほど少ないと思うのですが、いざマイクを前でナレーションをするとなると、緊張して声が固くなったり、噛み噛みになったりして、せっかく製作した動画の内容が上手くないナレーションのために伝わらなくなることがあります。
この点、合成音声であれば原稿をきちんと作成すれば言いたいことを上手に滑らかに話してくれるので、意図通りに「伝わる」動画になります。

VOICEPEAK導入した効果

実際購入して1年近く経過していますが、社内向け動画のナレーションはほぼVOICEPEAKが担ってます。
とはいえ、少しエンタメ要素が強かったり、経営者から社員に向けてのメッセージなど、感情や想いを乗せてもらいたい場合には、(どんなに下手くそでも)きちんと肉声で話してもうようにするなど、それぞれ有効な選択肢を活用しながら、動画に音声を載せている状況です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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