見出し画像

ノアの方舟で思うこと

聖書には、にわかには信じられないようなエピソードがある。

ノアの方舟(はこぶね)

神が人を洪水で滅ぼそうとするやつ。洪水から逃れるために、ノアという男がでっかい船を作って、自分の家族と動物をオスメスのペアにして、載せて、生き残ったという、その話だけど

なんで神、人を滅ぼそうとしたの?神こわい!
と思った。

なんでかというと、めっちゃ人が悪かったから、らしい。by 聖書

「神が人を造った」と聖書には書いてあるんだけど、
自分が造ったものを自分で壊すって。神、大丈夫?

と思ったところで、アインシュタインとAIのことを考えた。

アインシュタインは原爆を発明したけど、それが戦争で使われたことに深い後悔を覚えたらしい。
それに、よくSF映画でAIとかロボットが暴走して、それを全力で止めるというか戦うというシナリオがあると思うんだけど

自分が造ったからこそ、止める責任とか、権利があるんじゃないかな。


ノアは神を敬う善良な人で、神はノアにだけ洪水の計画を伝えて、船を作らせた。

神さまは予定通り洪水をおこして、水が引いたあと
私はもう洪水によって人を滅ぼさないよ」って約束した。

大洪水が再び起こって地を滅ぼすようなことはない。

創世記(9章11節)

実際今の世界を見ると、全然人類は良くないし、社会もほっといて良くなる兆しはない。
人の手によって引き起こされた地球温暖化で、神が手を下さなくても勝手に洪水だって起こってるし。

なのに不思議なことにこの約束は嘘じゃない。
人類はとっくに滅ぼされてもいいくらい戦争で弱い人たちを殺してるし
暴力も犯罪も、浮気もある。無視も嘘も、虚栄や虐げも、もう挙げたらキリがない。

私の内側を見ても、人を見下したり、プライドがあったり、尊敬や配慮に欠けたり、汚いところ、嫌いなところたくさんある。

でも世界は、私は、滅ぼされてない。それは神さまが一方的に約束したからなんだって。
でもノアに語った約束は、実はこのときは未完成の約束

後にイエスキリストがこの約束を完成してくれる。約束の完成って書いてみたら普通の言葉じゃないなと思うけど、でもそうだからそう書くしかない。

滅ぼされない、むしろ生きる。それはイエスキリストによって可能になるっていうのが聖書のストーリー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?