人生どん底時代に息を吹き返した話
どうも、モトです。
音声版はこちら
今日はですね、
「人生どん底時代に息を吹き返した話」
っていうテーマで話していこうかなと思います。
このエピソードはですね、
いろんなところで語ってはいるんですけど、
改めて音声でも配信してみようかなと思ってます。
当時ですね、10年間勤めた自衛隊をやめて、一時期は整体師を目指すってことで希望を胸にやめたつもりだったんですけど、
目指してた整体師をとある理由で諦めてしまって、人生の目的を見失ったんですね。
自衛隊やめた直後には、しょうもない詐欺に引っかかって、借金抱えて、1人暮らしもしてたんですけど、 家賃払えなくて実家に出戻って。って感じでした。
親との関係も悪くなって、友達いなくなって、バイト生活で、部屋に引きこもって。みたいな。
そんな時期過ごしてたんですね。
当時、めちゃめちゃ辛かったんですね。
どうすれば、何をすれば俺の人生明るくなるの?って、めっちゃもがいてたけどわからなかったし、どうすればいいのか?どこに向かえばいいのか?何も見えなくなってた時期なんですけど。
その辺のエピソードを話してみようと思います。
仕事を辞めるためにウソをついた話
当時ね、10年勤めた自衛隊をやめたんですけど、え整体師になるって周りには言ってやめました。
正直、ぶっちゃけ本音を言うと、
整体師になりたいわけじゃなかったんです。
当時は自衛隊にいることが辛すぎてなんとかして、ここを抜け出すには、それっぽい理由が必要なんじゃないかみたいな考えがあったんですよね。俺は、整体師になるとか言ってやめたんですよ。
つまり、
「自衛隊を逃げるための口実」
「 周りにこう言えば納得するだろう」
っていう理由なんです。だから、心からやりたいことではないというか。
一応、整体の学校には行って、資格も取ってと言う流れではあったんですけど。でも、その後どうすんの?って、ある日思いました。
資格は取ったけど、すぐに開業なんかできないし、働く先もないし、そもそも俺整体師になりたいわけじゃねえなっていうことに気づいたんですね。
え。じゃあどうしよう。みたいな感じになりました。
人生の方向性を見失う
確かに資格はあるけど、お客さん集めれるわけじゃないし、本当にやりたいってわけでもないし。あれ、俺何がしたいんだっけ。
って思って、わかんなくなっちゃったんですね。それて、やめたんですよ。 あ、無理だと思って。
やめたはいいけど、あれ俺何するんだっけ。ってなったんですね。
自衛隊もやめて
整体師もやめて
詐欺にあって
借金抱えて
バイト生活で
あれ。俺何してんだっけ。みたいな感じになってしまったんです。
もうマジで何にもわかんなくなったんですね。
本当、当時もう職を転々としてました。全然大して稼げないんですね。
当時1番辛かったのは、郵便局だったかな。
郵便局で働いてて、時給830円ぐらいのバイトで、配達の仕事してたんです。手取りで13万とかですよ。
え、こんな給料安いの?と思いました。
こんなんじゃ生活できねえだろとかと思ってました。借金もしてるし。
実家にもお金入れないといけないし、他の生活費とか食費とかを考えると何にもできないんですね。
あれ、俺、何やってんだろうと思ってました。
いじめの経験
仕事もまあまあしんどいし。先輩にもミスしまくりで怒られるし。どんどんどんどん、自分に自信がなくなっていって。
郵便局の仕事はとても大変でした。
頭の中がもうめちゃめちゃになってるから、
仕事に集中できないんですよね。何回も同じミスしまくってました。
「お前さ、さっき言ったよな?」とか言われたり、
仕事でマウント取られたり、
「お前それやっとけよ」って言われたり。
あんまり、これ言いたくないけど
「いじめの対象」みたいになってたんですね。
仕事もできないし.人間不信にもなってるから
何も主張ができないというか、
言いなりになるしかないというか。
そんぐらい弱ってました。
仕事大変で毎日怒られて
親との関係も悪いし
家にいても居心地悪いし
友達もいない
借金してて
バイト生活
実家暮らし30歳手前で
あれ。俺何してんの?って思ってました。
もうやばかったですね。
暗闇の中でもがく
例えば休みの日ですよね。 自分の部屋があったんですけど、実家のソファーがあってそこに寝てました。
そしてぼーっと天井見てるんですね。
仕事のこととか、人生のこととか、
いろんなことが当時の自分には重すぎて。
無気力だったんですね。
休みがせっかくあるのに何かしないとダメだっては思ってるんだけど、体が全く動かないんですね。めちゃめちゃ重たいというか。
天井ずっと見て1日終わる日とかありましたね。まじで体動かないんです。
あと、体動く時は近くに川があったんですけど、川眺めたり。
鴨いたり、なんか鳥がいたんですけど、
「あ、鳥だ。」とは思って見たり、なんとゆうか心が全く動かないんです。
でもふと我に返り、コレじゃだめだ!と思い、
近くの 本屋に行って自己啓発書コーナーを徘徊したりスピー系コーナー徘徊したりしてました。
本を立ち読みするんだけど、意識が散り散り状態になってるから本読んでも何にも頭に入ってこないですね。笑 本屋行った意味は!?みたいな。
借金しててそのショックがずっと受け入れられないというか。これ返してやるぜ!みたいな気力が全然湧なくかったです。
友達もいないし親とも関係悪いし何もかもが上手くいかないそんな感覚。
もう、なんなん、どうすりゃいいの???みたいなことなってました。
でも仕事を辞めるわけにはいかないので、郵便局で仕事続けてました。
まあ徐々に仕事も覚えていって、周りの人たちとの関係も良くなってきたんですね。
仕事を突然辞める
仕事覚えてきて、配達のスピードも上がってきて、
ミスの回数もかなり減ってきました。
先輩からは「お、いいじゃん今日配達早いね!」って言われるようにはなってました。
でも、労働の量に対しての給料があまりにも低いし、借金もしたからこんなんじゃ無理だと思ってある日突然辞めまして。もう続ける気はなかったですね。
でもよく、辞めるって突然言えたなって思いますよね。
ずっと人間不信で、
1日天井を眺めて、
怒られても何にも言い返せないような状態で。
しかもその先のこと何にも考えてないんですよ。
その後何するとか。
当時を振り返ってみると、郵便局の仕事ってかなり肉体労働だったんですね。
1日中走り回って封筒を捌いて回るんです。
その繰り返しでちょっとずつ体力ついてったんですね。
だから、当時毎日筋肉痛だったんですよ。
毎日筋肉痛で、あー疲れた疲れたって感じで終わって帰ってたんです。(精神的にも肉体的にも負荷がエグかった)
でも、その繰り返しで徐々に体力ついてきちゃうんですね。体力ついてくると元々あった自分のその気力がちょっとずつ戻ってきたというかそんな感覚があったんですよ。
だから突然辞めるっていう決断ができたのかなと思ったんですね。
ハリウッドザコシショーの話
だけどやめたはいいけど、この先何すんねんみたいな 話ですよね。
確かね辞めた日かな。辞めた日の帰り道にトイレ行きたいと思って、帰り道の途中にパチンコ屋あったんですね。
パチンコ屋行って、トイレ借りて、その後出てたら、ポスター貼ってあったんですよね。
そのポスターを見たら
「〇月〇日ハリウッドザコシショウ来店!」
ってポスター貼ってあったんですよ。
ハリウッドザコシショー別に興味ないですよね。笑
こんなとこにも来るんだへーとかって思って店出たんですね。
そんな事があり、帰り道に歩いてたんです。
で、その事について考えてました。
「あれ、ハリウッドザコシショウってなんだっけ」
「ピン芸人で、 1位取った人だっけ?」
「R1グランプリで確か優勝した人だよな」
とか考えてました。
すると、ある事を思い出します。
「そういえば東京で芸人やってる友達いるな?」と、とある友人を思い出したんですね。
その友達は中学校まで同じ学校だった人でした。
たまーに連絡取ってる人でした。
郵便局もやめたしやる事ないし、
その人に会ってみようかなってわけじゃないんですけど、連絡取ってみようかなと思ったんですね。それで、LINEしてみたんですよね。
当時ゴールデンウイーク手前だったかな。
4月末ぐらいにやめたんですよね。郵便局を。
これからゴールデンウィークだってことで俺は無職なんで、何も関係ないんですけど。
そろそろ5月って時期でした。するとその友人から
「GWにライブあるから来ない?」って誘いがあったんです。
もう特にやる事ないし、暇だから
「おーわかった!行くわ!」
みたいなノリで東京行くことなりました。
「新宿の劇場でライブがあるからチケット取り置きしておくから来てよ」みたいな感じで 言われたんですね。
それで東京行ったんすよね。なぜか。(ハリウッドコシショーきっかけ)
今まであんまり1人で遠出をしたりっていうことはなかったんですけど、夜行バス乗って行きましたね。
東京なんて自衛隊の頃に年に1回ペースで仕事で行くぐらいでした。プライベートで来た試しなんてなかったのでドキドキしましたね。
新宿の劇場で、息を吹き返す
(実際の映像)
それで数日後、新宿の駅前にある劇場行ってライブ見てたんですよね。
自分は東北に住んでたんですけど、東北って劇場ってないんですよね。東京にはそういう東北にはない文化が根付いてて魅力感じました。
劇場入ると真っ暗な室内で椅子に座りました。
お客さんかなり満員クラスでいたんですよね。
「えー、こんなとこあるんだ!」と思ってワクワクしながら見てたらいろんな芸人出てくるんですよ。 結構狭い劇場ですよ。
結構面白い人もいるなーとか思ってみてました。
すると、友人が出てきました。確か男女コンビなんですけどコントをするんですね。コントをしてて、 友人がその彼氏役で、相方が彼女役で、みたいな設定なんですね。
カップルで喧嘩をするシーンがあって彼女役がヒステリックなキャラ みたいな感じで、
彼氏がやめやめろ落ち着いて落ち着いてって、なだめるようなシーンがあったんです。
ヒステリックな彼女が
なんで!なんで!
みたいな感じで暴れ出すんです。彼氏は胸ぐら掴まれて振り回されて、服破かれるっていうシーンがあったんですね。
え。何やってんの?何やってんの?って思ってたんですけど。なんか、ずっと見てたら面白くなってきて、ブーって吹き出して笑ってたんですよね。
あー おもろ!って思って。
で、
ボッコボコにぶん殴られて、服をビリビリに破かれてパンツ一丁になるっていうオチだったんですけどwww
くだらなすぎて、笑い止まんなくなってきて、
「何やってんだよこいつww」とかって思ってきてめっちゃ笑ってました。
で、ふと「あ、俺笑ってんな」って思ったんですよ。
当時ですね、マジで関わる人がいなくて、親との関係も最悪だったので、友達もいないし。
笑っててなかったんですよね。1年ぐらい。
笑うってどういう感覚だっけ。とか、
幸せってなんだっけ。とか
嬉しいとか、面白いとかっていう感覚を忘れてたんですよ。どうやって 笑うんだっけ?とかそういうレベル感で悩んでた時期だったんです。
だけど友達が舞台の上で暴れ回る姿見てたら、自然と、笑ってたんですよね。
これが、
「人生どん底から息を吹き返した話」
です。
エネルギーの源泉について
自分にとって当時、必要だったのは
自己啓発でもなく、スピリチュアルでもなく、川を眺めることでもなく、「笑い」だった。
当時を振り返ってみると、そう思いますね。
そこから色々あって東京に引っ越すという経緯があります。自分の場合は笑いをきっかけに息吹き返したっていう話なんですけどこういうのは人によって、いろんな違いがあると思います。
自分のやり甲斐を見つけたとか、
生き甲斐を見つけたとか、
好きな人ができたとか、
そういう人によってタイプはあると思います。
当時の自分にとっては、「笑い」が活力の源だったんですね。
当時は、たまたま元気になっただけだろうって思ってたんです。でもその後、心理学とか、自己理解みたいなものを学ぶにつれて
自分のエネルギーの源泉っていうのは、
「笑い」にあるんだなって思ったんですね。
まとめ
だから今、X(旧twitter)で発信はしてるんですけど、一応、テーマが「人生に、笑いを」っていうテーマでやらせてもらってます。
むちゃくちゃ雑に言うと
「人生最後に笑うために、自分を理解していこう」みたいなそういう感じでやってます。
めちゃくちゃ雑っすね。
まあこれが自分のエピソードだったんですけど、今落ち込んでたり、人生どん底だなって思ってる人がもしいましたらヒントになればいいなと思います。
ていうことで、ちょっと長くなりましたがこの辺で終わります。ありがとうございました。