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株で楽しむ 口内炎対策

実は、医者の診断を受けたわけではないが、私は生まれながらに口内炎が発生しやすいという特異体質である。

子供の頃から口内炎に悩まされ続けてきた。調子が良い時は何週間か口の中に口内炎がない時もあるが、調子が悪ければ何か月も次から次へと新しい口内炎が発生し続ける。
唇の内側、歯茎、舌の裏側など連続同時多発テロのように4,5か所同時に発生し続ける場合もある。特に厄介で嫌いなのは、ちょうど舌の縁にできる口内炎で、舌を動かすたびに歯に当たるので痛い。しゃべるのが苦痛になる。

口内炎の治療には、飲み薬のチョコラBBとか塗り薬などがあり、試してみたことはあるが、私には向かなかった。
したがって、口内炎が発生したらひたすら痛さに耐え、無くなるのを待つのみであった。

そんな私であったが、10数年前、妻が「洗口液でも使ってみる?」とアドバイスしてくれ、その当時もっともポピュラーだったリステリンを買ってきて、早速試してみることになった。効果はすぐに表れ、歯磨きの後に洗口液でグチュグチュし始めて以降、口内炎の発生は皆無になった。
この時以来、何十年も悩まされ続けてきた口内炎から解放されたのである。

人間は、何年か経つと過去の苦しみを忘れてしまうものである。日本製品愛好家の私にとっては、ジョンソン&ジョンソンの海外生産品であるリステリンは好ましいとは言えず、日本製を試してみたいと思った。歯を白くするとか、虫歯予防とかの宣伝文句にも心を奪われて、他の種類の洗口液に変更してみた。結果は一目瞭然、直ぐに口内炎が再発したのである。

それ以降、ひたすらリステリンを使い続けてきた。

しかし、1年程前にライオンの株主になったので、ライオン製の2種類の洗口液をテストしてみたが、結果は数年前と同じで、無残な結果であった。同様に他社品のモンダミンも試してみたが同じ結果に終わった。結論、私にとってリステリンに勝るものはない。悲しい結果である。

人から聞いた話では、解熱剤でも胃腸薬でも欧米で売られている薬は日本で売られている薬より効き目が強力だそうである。
洗口液についても、リステリンの殺菌力は日本メーカー製品より強力に感じる。口に入れた時の刺激も強く、アルコール分が多く、効きそうである。

一年ちょっと前にライオンの株価は2200円以上だった。現在は30%以上も下落して、1400円台である。株式評価残高を見るのが嫌になるほど、大きな含み損を抱えたままである。
ライオンには、是非ともリステリンをベンチマークして世界で通用する洗口液を開発し欲しいと思う。

そのために治験者やモニターが必要なら、特異体質の私も喜んで協力したいと思っている。
<了>






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