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人生の優先順位、第一位は?
最近、夏目漱石の『草枕』の冒頭文が思い出されます。
「山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。」
今の自分は意地通して自由に生きているようです。
窮屈…本当にその通りだと思っています(笑)
窮屈でも…
自分にしっくりくる生き方は、角を立てても、情に流されず、意地を通す生き方なのかと考えます。
例えそれが窮屈でも。
チームで動いているときは、角を立てないように立てないように、言いたいことがあっても言うことをあきらめる自分がいました。
角を立てるほど面倒なことはない、と思っていたからです。
そして、情に流されて生きていました。
情というか、周りの空気のようなものを勝手に読んで、模範解答を探していました。
しかし、それがだんだん窮屈になってきました。
「なんでこんなに気を使わないといけないのだろう?」
と考えるようになっていきました。
ここにチームづくりの難しさがあります。
人の心は見えないからです。
傍目には同じ行動をしていても、全く逆の精神状態かもしれません。
喜々として行動している人もいれば、嫌々行動している人もいます。
高いパフォーマンスが出るのは、いい精神状態のときです。
順序が大切
教育でも、仕事でも、精神状態の優先順位は低いです。
どんな心であっても、宿題をやりさえすればいいのです。
どんなに嫌でも、決められた仕事をこなせば給料はもらえるのです。
私は、ここに人間らしさを感じられませんでした。
そんな生き方はロボットでもできるし、何よりもそんな未来を自分の子どもたちに残したくないと思っています。
だから、そんな世の中を変えたいと思いました。
「もっと自由にして何が悪いのだろう、せっかく生まれた命なのに…。
いや、せっかく生まれた命だから、自由にしよう!」
そう考えて、意地を通すことに決めました。
同じように窮屈に感じるのなら、自分の生きたいように生きたほうが楽しいと思ったからです。
自分が行動するときに、どんな精神状態でいるか?
多少窮屈でも、人として価値ある行動には、最高の心の在り方があるということなので、心の在り方や精神状態をつくることが幸せで豊かな人生にする最初のステップだということを伝え続けます。
そして、たくさんの人に対して、最高の心の在り方をつくるサポートをしていきます。
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