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理解できないアスペルガー症候群〜新しい教育を創る〜
「発達障害」の中でも、一番理解が難しく対応に困るアスペルガー症候群について、心がけていることを書きます。
ちなみに、僕の場合はその子がアスペルガーだからと特別に対応を変えることは基本的にはありません。
「発達障害の子への対応はすべての子ども達に優しい対応」だからです。
1.「アスペルガー症候群」特徴
当然、それぞれの子どもによって特徴の強弱はありますが、大まかな傾向を捉えていただければと思います。
アスペルガーの子が理解しにくい原因は「感情認知」より「モノ認知」だからです。
相手の感情を読むことが苦手なので、対人関係が上手くいきません。
相手の表情や気持ちを「モノ」として理解しているそうです。
例えば、
・感情の共感にうとい
・表情から感情を想像しにくい
・場にふさわしい表情や言葉がわからない
・感情を言葉にすることが苦手
・相手の言葉に、否定や批判が多い
(他人のことを受け入れたり許したりできない)
また、こだわりが強いと言われています。
・突然の変化を嫌う
・偏った興味関心(特定の記憶に強いことも…)
・他人の発言などでは細部に反応する(全体的な理解は苦手)
・自分のこだわりやルールを他人へ強要することが多い
・支配欲が強い
・落ち込みやすくなかなか切り替えができない
特徴を見てもらえばわかりますが、すべての子ども達が多少は持っているであろう特徴です。
特徴を理解した上で、ストレス小さく子ども達と向き合うために、僕たちにできることを書いていきますね。
2.「〜しなければならない」を極力減らす
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