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【説得力アップ】デキる人は具体と抽象をいったりきたりする
今回もご質問をいただきました!
Q.:「今後、上役を説得する機会が増えるのですが、実際、自分の考え方や物事の捉え方において視野が狭いと感じることがあり、もっと物事の核心をつかむ力と、大局的に把握する力を養いたいと思っています。何か学ぶべきことや意識した方がよいことはありますでしょうか?」
すごく深いテーマですね!
「上役を説得できるようになりたい」
といことですね。
☑もっと視野を広く持ちたい。
☑物事の核心をつかむ視点を鍛えたい。
☑大局的に把握する視座を身につけたい。
そういったニーズだと思います。
視野を広く持ち、大事なところに視点を向けて、視座を高く多角的に捉えること。これは上役を説得する上でとっても大事な力だと思います。
抽象度という概念
上役を説得するということをひっくるめて、今回の結論は、
「抽象度」という概念を身につけましょう!
です。
これだけだと、それこそ抽象度が高い話になるので、具体的にお伝えします。
物事は、抽象度の高いものから、だんだんと具体的なものになっていきます。
例えば、
「健康的な生活を送るために何をすべきか?」
を考えた場合、
◯健康を維持したい=目的
↓
◯1年間は体重をキープする=目標
↓
◯一週間に一度はランニングする=実施事項
と、段々と具体的になっていきます。
このことを抽象度といいます。
動物の中に犬がいて、犬の中にポチがいると。
だんだん具体的になっていきます。
この中でいうと、動物が一番抽象度が高いですね。その次に犬という括りがあり、その中にポチという犬がいる。
どのレベルで見ているか?これが抽象度です。
上役を説得するには?
上役の方は、おそらく部長とか、取締役とか、経営者の方だと思うんです。
きっと、
◯何のために会社を経営しているか=経営理念
↓
◯経営理念をもとに、どんな未来を描いているか=ビジョン
↓
◯ビジョンを実現するためにどんな具体策が必要か=戦略
このように、経営理念>ビジョン>戦略と、抽象的なものから具体的なものへ、多角的に物事を捉えていると思います。
一例をあげると、
◯食と健康で心豊かな社会を実現する=経営目的
↓
◯完全無添加な食材を全世界に届ける=ビジョン
↓
◯そのためにこういう製造工程をつくる、マーケティングをする=戦略
段々と具体的になっていきますね。
なぜこれをイメージしなければならないか?
それは、上役と抽象度のレベルが合っていないと、何を言っても響かないからです。
これ、よくあります。
具体的な戦略の話を持っていったら、
「もっと本質的な目的を考えろ!」
と怒られ、
本質的な話をしていると、
「もっと具体的なことを話せ!」
と言われ・・・
混乱しそうですよね。
でも、話している抽象度が違うだけなんです。
抽象的⇔具体的
上役はいま、どのレベルの話を期待しているか?
全体が見えていなければ、合わせることができません。
「動物好きですか?」→「犬です」
って答えたら変ですもんね。
抽象度のレベルがあっていません。
「そんなこと聞いていない!」と言われ、説得できずに終わります。
抽象度という概念をイメージして、まずは全体を見ること。
それをもとに、上役と会話ができるようにしておく。そしてプロジェクトを組んだり、資料をつくったりするといいです。
目的、目標、実施事項
では、具体的にどんなことをイメージするといいのか?
今回は、これだけ覚えていただきたいと思います。
抽象度の一つ。
目的
↓
目標
↓
実施事項
何かのプロジェクトにせよ、何か資料をつくるにせよ、必ず目的という抽象度の高い本質的なものがあります。「何のために?」部分です。
そして、目的を達成するための目標があります。
さらに、目標を達成するための具体的な実施事項があります。
それを最初に描くことです。
例えば、
◯従業員の満足度を高めたい=目的
◯従業員の離職率を30%から10%まで下げたい=目標
◯だからこういうことをやる=実施事項
これがしっかり見えていると、ちゃんと全体を見ているので、「君、わかっているね」となります。上役になればなるほど全体で捉えています。
実際議論するときは、抽象と具体を行ったり来たりすると思います。
でも、抽象⇔具体が完全に見切れていれば、どのレべルの話になっても、
「いまこのレベルの話をしているんだな」
と話が噛み合います。
これがあってないと納得してもらうことは難しいでしょう。
「具体と抽象を行ったり来たりしましょう!」という本もたくさん出ておりますが、これも練習すれば自然に身につくようになります。
ぜひ動画でも上役を説得する思考プロセスをご確認ください(^o^)
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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
【モチベーション&コミュニケーションスクール会場】
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