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【ショートスピーチ】朝礼のシェア・自己紹介に役立つ!短い話のまとめかた
今回のお題は、「1分間スピーチ」です。
春先になると、新しい職場で挨拶したり、今期の抱負を説明したり、そういった人前で話す機会が増えると思います。
また最近では、朝礼のスピーチで、1分〜3分程度学びをシェアすることも多いようです。
今回は、こんなご質問をいただきました。
Q.:「1分スピーチ、3分スピーチと時間を決めたときに、何をどう伝えたらいいか、そのまとめ方、暗記の仕方、組み立て方を知りたいです。是非ご指導のほどよろしくお願いいたします」
というコメントです。いつもありがとうございます!
こうした短い話を「ショートスピーチ」と言います。
今回はショートスピーチが成功する秘訣をお伝えいたします。
成功の定義を決める
ショートスピーチを成功させるコツ。
我々講師陣が、最初に必ずやること。
それは・・・
成功の定義を決めること
です。
必ずここから入ります。
つまり、1分間のスピーチを、どうなったら成功とするか。
それをバチッと決めます。
なぜこれを最初にするか。
それは、成功の定義よって話の中身が変わってくるからです。
定義によって話の内容は変わる
例えば、1分間の自己紹介をするとしましょう。
普通は、「何を話そうか…」と考えるわけです。出身地とか、趣味とか、特技…とか。
でも仮に、全員、聞き手が小学生だったらどうでしょう。出身地とか趣味とか、そんなことよりも、小学生が興味があるような話をしますよね。
「最近、〇〇って漫画、面白よね。僕が小学校のころは〇〇という漫画があってさ・・・」みたいな。
きっと聞き手に合わせると思うんです。
目の前に、自社の商品を買ってくれそうな見込み顧客がたくさんいた場合はどうでしょう。これも出身地とか趣味よりも、商品に紐付た自己紹介をするはずです。「私がこの商品に出会ったのは・・・」みたいな。
逆も真なりで、目の前にいるのが友達だったら・・・
いきなり商品の説明をしたら、ちょっと売っている感じがして、
「お前、友達に営業するのか」
となりそうです。
繰り返しますが、
何を持って成功というか
それによって、話の内容は変わってきます。
成功の定義とは?
誰に、何を届けて、どうなったらうまくいったとするか?
を決めることです。
仮に、新入社員が20名入ってきたとします。
あなたは先輩です。いまから自己紹介をします。
まずやってはいけないのは、
「新入社員の前で何を話そうかな…」
を考えることです。これは新入社員にとって最悪です。
話す前に、成功の定義を決めなければなりません。
成功の定義を
「新入社員にやる気を持ってもらう」
とします。
そうすると、どんな話になりますか?
新入社員を元気づけたり、励ます内容になりそうですよね。
「自分で言うのもなんですが、この会社は本当にいい会社です。私が入ったとき、色々失敗したんです。でも先輩方がみんな話を聞いてくれて、サポートしてくれるんです。どれだけ勇気づけられたか・・・」
と。
自分の経験談を踏まえた自己紹介になるはずです。
「何を話そう…」ではなく、まず、
「成功の定義を据える」
これがお伝えしたいことです。
そして、いよいよ話の中身です。
3つの箱を書いてみる
まずは、ノートでも何でもいいんですが、3つ箱を書いてみてください。
それぞれに、結論、詳細、まとめ、と書いてください。
1分、3分は短い話ですから、そんなにたくさんのことは話せないはずです。3つくらいで十分。
例えば、朝礼で、1分間のスピーチをするとします。
成功の定義を
「一人でも実践してくれたら成功」
とします。
まず、結論に、
「目覚まし時計なしで、目覚める方法」
とします。
そして、次に詳細。具体的な中身です。
「私は、いつも朝、全然起きられなくて、目覚まし時計を3つ使っていました。本当に朝が弱かったんです。でも、あることをしたら、目覚まし時計なしでスパッと起きられるようになりました。1つ目は毎日湯船に浸かること。2つ目は寝る前にスマホはいじらないこと。3つ目は眠くなくても布団に入ることです」
そして、ぞれ詳細を話します。
最後にまとめます。
「私と同じように、朝が弱かったという方は、①湯船に入る②スマホを寝る前に見ない③眠くなくても布団に入る。ぜひ、一つでも実践をしてみていただきたいんです」
と。
一人くらいは、実施してくれる人がいるはずです。
一人でもいれば、成功の定義はバッチリ達成したことになります。
ショートスピーチのまとめ
今回のお話は、
まずは成功の定義を決めましょう。
次に枠を決めて話す内容をつくりましょう。
ということでした。
詳細は動画にてお伝えしております。ぜひ、動画も見ながら、一緒にショートスピーチの成功の定義を決めてまいりましょう!
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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
【モチベーション&コミュニケーションスクール会場】
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