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一流の説明力を手に入れる!「説明の一流、二流、三流」を分かりやすく解説

今回は、拙著『説明の一流、二流、三流』から、説明がうまくなる5つのポイントをお伝えいたします!

おかげさまで『説明の一流、二流、三流』は、4万突破いたしました!いつも本当にありがとうございます!※今週の日経にも掲載いただいております。

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今回なぜ『説明の一流、二流、三流』を取り扱うかというと、現在多くの方から『説明の一流、二流、三流』の解説動画をYouTubeにアップしていただいており、それがメチャメチャわかりやすいんです!

ならば著者である私も解説しないわけにはかない!と勝手に思い(笑)(笑)、今回お届けいたします。

ちなみに、前回『雑談の一流、二流、三流』も、おかげさまで12万9千部突破!こちらも多くの方にお読みいただいており、本当にありがとうございます。

一流の説明「5つ」のテクニック

『説明の一流、二流、三流』は、モチベーション&コミュニケーションスクールが、過去1万回実施してきたセミナー・研修のメソッドを45項目にギュッとまとめたものです。

説明が上手い話し手、プレゼンター、スピーカー、セールスマンは、ほんのちょっとしたところで、小さな工夫をしています。

今回は本の45項目から、5つピックアップしてお伝えいたします。

「説明が苦手…」

「どういうこと?と聞き返される…」

「説明がまわりくどいと言われる…」

そんな方にはぜひお役に立てる内容だと思います!

本書では「三流は◯◯、二流は◯◯、一流は◯◯」という書き方をしております。一流はどんな技を使っているのだろう?と想像しながら読んでみてください~(^-^)/

それでは5つ、下記の目次形式でお伝えいたします。

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①絞りましょう

この項目は「話の整理の仕方」という内容で出てきます。

「三流は思いついたままに話し、二流はモレなくダブりなく話し、一流は・・・?」

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「真芯にフォーカスして話す」です。

三流は、思いついたまま話す。

「今日は朝起きて、◯◯して、昼間に◯◯して、夜に◯◯して…」と、ダラダラ話してしまうと、「結局何が言いたいの?」と言われてしまいます。雑談ならともかく、ビジネスシーンでは言いたいことをスパッとまとめる必要がありますよね。

二流の「漏れなくダブりなく話す」は、一見よさそうです。報告内容に漏れがあってはよくないし、ダブりがあるとわかりづらいです。

でも、「今日は朝やったこと、昼やったこと、夜やったこと、3つにまとめてお伝えします。朝◯◯して、昼◯◯して、夜◯◯して」と、体系立てて説明したとしても、「そこまで聞いてないんだけど」と言われることもあります。

つまり、漏れなくダブりなく整理するのは当然として、それを全て説明すると、くどくなるということ。お店に行って「おすすめは何ですか?」と聞いたら、上から下まで全部説明されたら嫌ですよね。

一流は真芯にフォーカスします。

相手が一番聞きたいことに焦点を当てて、スパっと説明します。

漏れなくダブりなく整理されているのは、前提として、一番伝えたいところを話す。これが一流がやっている説明です。

例えば、会議で新商品の提案をするとします。

決裁をもらわなればならないときに、「ターゲットは◯◯で、市場規模は◯◯で、商品の説明と売上計画は◯◯で…」と、バッチリ体系立てて説明しても、それは資料を見ればわかります。

聞き手が一番聞きたいのは、「なぜその商品が売れるか」ということです。これが真芯です。もしくはその商品に対する熱意とか。ケースバイケースではありますが、相手が聞きたいことに焦点を絞って説明する。

伝えたいことを絞る。これが1点目です。

②比べましょう

この項目は、「イメージできない人に説明するとき」という内容です。

「三流はあいまいに説明し、二流は詳しく説明し、一流は・・・?」

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「一流は対比で説明するです。これが比べましょうということ。

例えば、「これ体にいいですよ」→「なんでですか?」→「なんとなく」では、アバウトすぎて伝わりませんよね。

では、詳しく説明するといいか。「これはすごく体にいい商品で、成人女性は一日に18グラム食物繊維を取らなければいけないのですが、現在は1日10グラムしか取れていないというデータがありまして、8グラム取れていませんので、それを補うための…」って、説明が長くなりそうですよね。。

イメージできていない人には、何かと比べることでイメージさせる方法があります。

例えば、

「皆さん、18グラムの食物繊維を取ろうと思ったら、キャベツ丸ごと1個分です。毎日キャベツ丸ごとムシャムシャ食べます?なかなか難しいですよね。このサプリには一粒でキャベツ丸ごと1個分の食物繊維が含まれています」

と。

食物繊維18g=キャベツ丸ごと1個分。

更に、キャベツ丸ごと1個分=サプリ1粒。

と比較しました。こうすることでイメージしやすくなりませんか。

「広大な土地です」と言わるより、「東京ドーム5個分です」と伝えた方がイメージしやすいですよね。これも広い土地=東京ドームとの比較です。

詳しく説明するより、何かと比べることで想像してもらいやすくなります。

③例えましょう

この項目は「知識がない人に説明するとき」です。

一流は類比する。つまり、似ているものをぶつけていく説明です。

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知識がまったくない人には「例え話」が有効です。

例えば、YouTubeを全く知らないお年寄りの方に、「YouTubeというのはGoogleの傘下にあって、アプリケーションの一つで、色んな人が自由に動画をアップできて、世界中どこにいても無料で見れることができて…」と細かく説明しても伝わらないですよね。

であれば、

「YouTubeは、いわゆるテレビだよ」

と、ザクっと言ってしまった方が理解が早いです。

続けて「地上波だと8チャンネルしかないけど、YouTubeだと8チャンネルどころか何億もチャンネルがあって、いつでも携帯で見ることができるんだ」と。

また、PC音痴な方に、「ファイルの圧縮ってなんですか?」と聞かれたら、「大量のワカメを乾燥させるとギュっと小さくなるじゃん、あれみたいなもん」とか。

「共用サーバーってなんですか?」、「アパート一室を借りるようなもん」と。

あまり理解してないのに、どんどん細かい話に入っていくと、聞き手はパニックになります。

まず何となく理解してもらうために、似ているものをぶつけていく話法、それが例え話です。

④数字は2個使いましょう

やはり数字が入ってくると説得力が増します。

「この商品はたくさん売れています」より、「この商品は100万個売れています」の方が説得力がありますよね。売れている感が伝わってきます。

「三流は感覚値で説明し、二流は具体的な数字で説明し、一流は・・・?」

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「数字を2個使って説明する」です。

さきほどの、

「100万個売れています」

これも悪くないですが、数字を2つ使うとどうなるか。

「この商品、去年まで300個しか売れなかったんです。でも、あることがきっかけで今年100万個売れたんです!」

このように、数字が2個入ってくると「何だろう?」って興味が湧いてきますよね。

「日本全国には歯医者さんが6万9千件あります」と、数字で説明するとわかりやすいです。でも、一流はもう1個数字をぶつけてきます。

「日本にはコンビニがは5万5千件あります。実はそれよりも多いものがあります。なんだと思います?それは歯医者です。なんと6万9千件存在します」と。コンビニと歯医者、数字を2つ使います。

このように、数字を2つ使うと聞き手の理解がより深まるんです。

⑤相手の頭の中を想像しましょう

こちらは「説明の準備」という項目に出てきます。

「三流はプロセスから考えはじめ、二流は結論から考えはじめ、一流は・・・?」

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相手の頭の中から考えはじめる。これが一流です。

例えば、結論から話すこと。これはビジネスシーンで特に大事と言われますが、本当に結論から話すことは正解でしょうか。

相手によっては、結論から話すと、ケンカになったりするケースもあります。

「山田部長、明日の会議、延期させてください。なぜなら~」

これは結論から伝えているのでよさそうですが、「なに勝手に延期しようとしているんだ!」とカチンとくる人もいます。

そんなときは、結論から言うよりも、その理由(背景、詳細、プロセス)から伝えた方がいいケースもあります。

「山田部長、すみません。。今、明日の会議資料を作っているんですが、もうちょっと競合A社のことを調べたくて。もう少し内容を練りたいのですが、もしよろしければ、明日の会議、少しずらしていただけないでしょうか?」と。

最後に結論があったほうが、「おお、頑張ってるな!了解」という話になりやすいです。

特に相談されたときは、結論ファーストじゃないほうがよいです。

「どうしたらいいですか?」と聞かれたときに、「こうしたほうがいいんじゃない」と結論から言われると、「いや、それは以前もやったんですがうまくいかなくて…」と、お互いモヤモヤします。

相談のときは、あまり結論を求められていません。まずは話を聞いてほしいケースが多いんです。

だから、「そうだな~、どうするかな~」「本当はどうしたいと思っているの?」と聞いてあげることが先決。

色々聞いた後、2回目に「どうしたらいいですか?」と聞かれたら、「僕だったら、こうするかもな」と、はじめて結論を伝えればいいです。

説明するときの準備は、相手の頭の中を想像し、相手は、

何を、どの順番で聞きたいか?

それをキャッチすることがはじめる。これが一流の領域です。

まとめ

説明が上手くなる5つのポイントをお伝えしてきました。

中でもいちばん大事なのは、5番目の「相手の頭の中を想像しましょう」です。

説明の根底は、相手の頭の中をベースに組み立てること。

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これは説明でもコミュニケーションでも全てそうだと思うんです。

相手の頭の中を覗きにいく行為。これは見えないものを想像するので、脳が相当疲弊します。

だから3分位でいいと思います。何か説明するときに少しだけ時間をとる。例えば決裁をもらうなら、「上司は、結論、内容、予算、実際の金額、段取り、きっとこの順番で聞きたいだろうな...」と。ほんの3分。

このくらいで、十分説明のクオリティは変わります。詳細は動画にて解説しておりますので是非ご覧ください!

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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