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話がまとまらないときのテクニック「目次論」

「急に話が飛んだり、違う方向にそれたり、一度にたくさん話してしまったり・・・」

結果、相手に伝わらず、自分でも何を話しているかよくわからなくなる。。。

そんな声を全国からたくさんいただきます。

今回は、何か説明するときに、話が「飛ばない、それない、散らからない」そんな方法をお届けいたします。

結論は、目次論

今回はこんな質問をいただきました。

Q.:「職場で人に仕事を教えたり、伝える機会が増えてきました。自分の考えを瞬時にまとめて伝えることが苦手です。特に話しているうちに、『あれ?自分は今何を話しているんだっけ?』となることが多いです。ぜひ改善したいと思っております。アドバイスをお願いいたします」

ご質問ありがとうございます!

今回の結論はズバリ『目次論』です。

目次という意識を持つと、話が飛んだり、それたり、散らかったりすることがなくなります。

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本をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。

本には、必ずタイトルがあって、目次があります。

その目次を先に伝えること

具体例があるとわかりやすいですね。

例えば、後輩に、一日のスケジュール管理の方法を教えるとします。

そのときに、

「まず、あれして、これして。それからこうして、ああして。そうそう、このときはこうして…」

と、思いついたまま、五月雨式に話すと、何をどこまで話したか?残りは何を話すべきか?不要な説明は何か?よくわからなくなります。

一方、最初に目次を伝えると、こうなります。

「スケジュール管理の方法を教えるね。

スケジュール管理の目的内容、明日からの実施事項。この順番でお話するね」

と。

本でいえば、

タイトル:スケジュール管理

第一章:目的

第二章:内容

第三章:実施事項

みたいな感じです。

先に目次を言ってしまえば、あとはその順番で話すことになります。

話が飛んだり、それたり、散らかることが激減します。

会議で発言するときも、

「まず結論、そして詳細の順番でお伝えしますね。私の結論は…」

と、先に目次を言ってしまえば、結論から言わざるを得ません。

これが「先に話す目次を伝える」ということです。

目次の中身はシチュエーションによって

目次をどんな風に設計するか。

色々なパターンが考えられます。

例えば、「3つあります」というのも目次です。

よく、何かを説明するときに、「それと、あれと、これと、それに…」と、いくつ話があるのかわからないケースがあります。

先に、「今日お伝えすることは3つあります。1つ目は〇〇、2つ目は〇〇、3つ目は〇〇です」と、目次を伝えてしまえば、聞き手も安心して話を聞くことができます。

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まだまとまっていなくてもいいんです。とりあえず「3つあります」と言ってみましょう。言ってしまえば、意外とまとまったりします。

今回は、メロンが大好きなスタッフ、平山さんに、メロンが好きな理由について尋ねてみました。打合せなしで突然、聞いています。必ず「3つあります」と言ってから、理由を話し出してもらうようにしました。

桐生:平山さん、突然ですが、メロンが好きな理由は何ですか?

平山:3つあります。1つ目は香り、2つ目は色合い、3つめは味覚です。

桐生:おお、スっと理由が出てきましたね。しかも、とってもおいしそうな感じが伝わってきました!もうひとついきましょう。平山さんは、生粋の鉄道マニアでもありますが、鉄道が魅力的な理由を教えてください。

平山:鉄道が魅力的な理由は3つあります。1つ目は個性、2つ目は形、3つ目は正確性です。

桐生:素晴らしい(笑) やはり3つありますと、目次を立ち上げるとそれを埋めようとしますよね。

平山:3つと言ってしまうと、意外と3つ出てくるものですね。これ、実際やるとすごくよくわかります。

よく使うものを仕込んでおく

目次も色々ありますが、よく使いそうなものを予め用意しておくと便利です。

結論→詳細→まとめ

主張→根拠→事例

事実→解釈→行動

こういった目次です。

それを伝えてから、実際に話し出します。

最初はいきなり目次が出てこない…

目次は出てくるけど、話の中身がでてこない…

こういうこともあると思いますが、あとは練習。何回もやってみること。

何度も目次を口にしていると、無意識レベルで言葉がでてくるようになります。詳細は下記動画にて!

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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