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ボディランゲージから相手の心を読み解く方法【心理学】
今回のテーマは「ボディランゲージから相手の心を読み解く方法」についてです!
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『本当は相手は自分のことをどう思っているのだろうか…』
これを素早く察知できれば、コミュニケーションが早く取れるし、コミュニケーションが円滑になると思います。
ジョー・ナバローさんによる『FBI捜査官が教える仕草の実践解読辞典407』という有名な本があります。100万部の大ベストセラーになりました。この本は、仕草によって心理を読み解く方法が書かれています。
例えば、
腕を組んでいる⇒拒絶のサイン
考え事をしている⇒上を向く
鼻を触ると~、口を触ると~、顎を触ると~
動作には心のサインがでているという本です。
絶対ではありませんが、やはり仕草によって心境が出る時ってあると思います。
例えば、「つまらない」と思っていると思わず頬杖をついてしまったり。
緊張すると瞬きが多くなったり、何かしら動作に心境が出ます。
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いま、相手は「快適なのか?」「不快なのか?」これを察することができないと、コミュニケーションでは大事故が起きます。
例えば、自分が喋りすぎて、相手があまり面白くなさそうにしているのに、まだしゃべり続ける…。
「今日は楽しかった!」と思って、後日相手に連絡しても、相手からはまったく返信がナシ…
または、良かれと思って褒めたけど、相手が不機嫌になってしまった…
これはコミュニケーションがうまくいかなかったケースです。
相手の思考と感情を推し量ろうとするのは、コミュニケーションにとってとても大事なことです。
今回は、職場やお客様との会話で、よくありそうなボディーランゲージを5つお伝えします。
ぜひ普段の仕事や職場で活用していただけるとうれしいです!
①手
一つ目が「手」
「手は口ほどに物を言う」といいます。
「え?目じゃないの?」と思われるかもしれません。
目もそうなんですが、手もメチャメチャ心境が表れます。
冒頭でもお伝えしましたが、「腕を組んでいるときは遮断の合図」など、これも100%ではないと思いますが、やはりちょっと相手との距離があったり、相手に対して嫌な感情があると、警戒して腕を組みたくなるのものです。
腕組みで相手をブロックする=「そんなに心開いていませんよ」という合図です。
反対に、自分の心理を読まれたくないときにも腕を組みやすいです。
また男性だと、よくポケットに手を突っ込んでいる人もいますが、これは威厳を示すサインとも言われます。
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だから、逆に心を開きたい相手には、腕を組まなければいいし、ポケットに手を入れなければいいですね。
私はよく、「人前で話すときは、手を広げて話しましょう」と伝えします。
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握手の語源は、「武器を持っていませんよ」という合図で、平和の証のようなものですが、やはり手のひらを見せると相手は安心します。
人前で話すときはできるだけ、手を開いて話すといいです(詳細は層が参照)
マンツーマンで話すときに、あまり手を開いて話すことはないと思いますが、できるだけ手を開いてテーブルの上に置いて、手をオープンにして話すと、相手も距離を近づけやすくなります。
②姿勢
2つ目が「姿勢」
姿勢にも心境が表れます。
私の『雑談の一流、二流、三流』の本でも、「相手にへそを向けていきましょう」と伝えていますが、へそには丹田とか腸とか、人間にとってものすごく大事な機能が備わっています。
それを相手に向けるということは、先程の手のひらを見せるのと一緒で、
「安心してください。私は警戒するような人物でありません」
という証なのです。
だから腹を向けて話す人は、オープンに話そうしている人ですし、逆に体を背けたり、自分の方に腹が向いていない人は、まだ警戒していたり、こっちに興味がなかったりするのかもしれません。
もう一つ、姿勢でいうと、相手の姿勢が崩れ始めたら、会話が面白くなかったり、集中力が欠けたりしている証かもしれません。
我々講師も、研修をしているときに受講生の姿勢が崩れ始めたら、「ここでクイズです!」と言って、雰囲気を変えることがあります。
一方的に聞いているだけだと飽きることもありますからね。
学校の先生が「ここテストに出るぞ!」と言うと、生徒はビシっとしてメモを取ったりしますよね。
こうやって、相手の姿勢が崩れてきたら、アクセントを加えるて、注目ポイントをつくることも大事なことです。
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③視線
3つ目が「視線」
その人の視線にもやはり心境が出そうです。
例えば、これは嬉しいケースですが、稀にお会いした瞬間、相手の目がキラッキラ✨しているときがあります。
人は興味を持ったり、出会いに感謝していたりするときに瞳孔が開くので、相手の目がキラキラしているように見えます。これは好感触です。
逆に、あまり会話していて目が合わない人がいたら、それはまだ相手に警戒されてるのか、もしくはぜんぜん興味を持たれていないか、ただ恥ずかしがりやさんなのか、かもしれません。
コミュニケーションでは、相手の状態を感じ取ってあげることが重要です。
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よく当社は営業研修を実施しておりますが、営業の方がクロージングをかけたとき、お客様が黙っているときがあります。営業マンからも視線を外します。
そんなときに、気まずいからって、「いまならキャンペーン中で初月が無料です!!」なんて言わないほうがいいです。たとえそうだったとしてもです。
お客様は契約するかどうかを真剣に考えています。だから目線を外してゆっくり考えようとしています。
それを妨げるような行為はやめたほうがいいです。
そんなときこそ、相手が自ら口を開くまで、無言で、目線も合さずにジっと待つ。
これが、相手がゆっくり考える時間をつくる行為です。その方がきっと契約率は高まります。
残り二つは動画でも詳しく展開しております!
ぜひ、以下動画で「ボディランゲージから相手の心を読み解く方法」を学んでいただけますと嬉しいです!
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【モチベーション&コミュニケーションスクール】
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あがり症・緊張を改善するセミナー
伝わる話し方が身につくセミナー
論理的思考が身につくセミナー
【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎あえて話さない戦略(大和出版)
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◎「話し方の正解」~誰とでもうまくいく人の55のルール~(かんき出版)
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◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
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【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
【モチベーション&コミュニケーションスクールSNS】
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