説明上手と言われる3つのパターン!あなたはどれが苦手??
本日のテーマは「順序立てて説明するコツ」です。
今回も受講生からこんな声をいただきました。
「友達との雑談は得意ですが、何かを説明したり、順序立てて物事を話すことがとても苦手です。何かいい方法があればと思いセミナーに申込みました」
また、同じような質問が「Yahoo!知恵袋」にも載っておりました。
「順序立てて整理して話すことができません。文章でも同じです。決まったパターンの文章しか書けないし、話せないです。思いついたまま話しているだけで、内容や表現に乏しく言葉も詰まってしまいます」
このように順序立てて話すのが苦手という声は、全国各地からよくいただきます。
特に、突然・急に・想定外の3項目。
突然話を振られたり、急に質問されたり、想定外のことを聞かれたり。
こんなときに順序立てて説明するのが難しくなってきます。
今回はぜひそういったことでお困りの方に、簡単にできる順序立ててわかりやすく相手に説明するコツをお届けします。
ビジネスシーンでよく出てくる、順序立てて説明するパターンが3つあります。
以下3つご紹介いたしますので、どれが苦手かを考えながら読み進めてみてください。
①時系列で話す
これは過去・現在・未来という時系列で話すパターンです。
例えば自己紹介。
【過去】前職ではこんなことをやっていました。
【現在】今はこんなことをやっています。
【未来】将来はこんなことをやろうと思っています。
という流れ。
営業報告であれば、
【過去】昨日、田中商事様と商談しました。
【現在】新たな案件をいただいたので、現在資料を作成しています。
【未来】来週、再度商談に伺います。
このように時系列で順序だてて話すパターンが1つ目です。
②結論から話す
2つ目は結論から話すパターン。
最もオーソドックスなのは、結論・詳細・まとめという流れです。
先ほどの自己紹介なら、
【結論】私は将来〇〇を目指しています。
【詳細】そのために今〇〇に力を入れています。
【まとめ】ぜひ将来は〇〇で活躍したいと思っています。
営業報告なら、
【結論】来週、田中商事様に提案に行きます。
【詳細】田中商事様から案件をいただいたためです。
【まとめ】ぜひ案件を獲得しに行ってまいります。
これが2つ目のパターンです。
③論理的に話す
3つ目は論理的に話すパターン。
論理的に話すというと、大体以下の2つが出てきます。
1)演繹法
2)帰納法
それぞれざっくり説明いたします。
1)演繹法
演繹法は、
A=B
B=C
C=A
という、三段論法のような展開です。
例えば、
・12月にコートが売れる
・コートが売れるとインナーも売れる
・だから12月にインナーの発注も増やそう
のように、
A(12月)=B(コート)
B(コート)=C(インナー)
C(インナー)=A(12月)
という流れで筋道を立てるのが演繹法です。
2)帰納法
Aもある、Bもある、Cもある。
だから、Dといえる。
のように、複数の事例から結論を導き出すパターンです。
例えば、
・一郎君は携帯を持っている
・二郎君も携帯を持っている
・三郎君も携帯を持っている
・だから僕にも携帯を買ってよ!
という流れですね。
ここまで、
①時系列で話す
②結論から話す
③論理的に話す
順序立てて説明するコツを3つお伝えいたしました。
さて、どれか苦手なパターンはありませんでしたか?
苦手なところを特定して、そこを徹底的に繰り返して練習していくと、突然話を振られたり、急に質問されても、落ち着いて話すことができます。
相手はどのパターンを求めているか
そして、今回最もお伝えしたいのは、
相手はどのパターンを求めているか?
ということです。
自分が話したい順番と、相手が聞きたい順番は一緒とは限りません。
クレームの報告を例にすると、
「結論からいきなり言わずに、詳細から説明してくれよ」
というケースもあります。
⇒そのときは時系列で話す
「詳細はいいから、結論どうするのかを教えてよ」
というケースもあります。
⇒そのときは結論から話す
「なんでその結論になったのか、ちゃんとわかるように説明してよ」
というケースもあります。
⇒そのときは論理的に話す
相手がどのパターンでの説明を求めているか?をキャッチして、それに合わせて話すことができればもう達人のレベルです。
詳細は動画で解説しております。ぜひお時間のある方はご確認いただけると嬉しいです(^-^)/
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【モチベーション&コミュニケーションスクール】
コミュケーション力アップ、伝わる話し方、あがり症改善セミナー
【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎「話し方の正解」~誰とでもうまくいく人の55のルール~(かんき出版)
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)1
【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
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