キャンパス内で目撃した食料廃棄問題①
こんばんは、昨日は土曜日。少し遠出したランチ後に学校で残り友達とだべっていた時、キャンパス内にある大手ファストフードチェーン、Panera (日本でいうスタバの簡易版且つフードも豊富系)のクロージングシーンを目撃した。Paneraといえば最近大々的にメディアに取り上げられた"チャージドレモネード"の件で知った方もいるのではないだろうか。
私たちが目撃したのは店員さんたちが青い大きなゴミ袋?のようなものに売れ残ったベーカリー類をポンポン入れていく姿。土曜日でキャンパスに学生達がいなかったせいか、ベーグル等の売れ残りも多かったようで、それら全てを彼女たちはゴミ袋に入れていった。
捨てるんだろうか?
私が事前情報として知っていた一つのことは、Paneraは時にキャンパス内にある学生用食料倉庫 "the store" に売れ残ったベーカリー類を寄付しているということ。しかし、沢山の売れ残りが出るだろうに、毎回寄付はできないだろう。
そこで私は以前住んでいたカリフォルニア、ベイエリア内で少し流通していたアプリ" too good to go" の存在を思い出した。このアプリは売れ残りに悩む飲食店等の業者とニーズのある消費者を繋ぐプラットフォームを提供するといったものだ。2015年にデンマークで誕生し2020年より北米でサービス提供開始、瞬く間に広まった。例としてユーザーはパン屋さんなど、つい先ほどまでは商品として販売されていたパンを閉店後又は直前に格安でゲットできるといったものだ。
生産者は廃棄を減らせる且つ、このサービス目当ての新しい潜在顧客に出会うこともでき、廃棄になってしまう可能性のあった品物から、新たな収益を得ることができる。一方で消費者はお手頃な価格で食べたかった、または試してみたかったお店の商品を購入することができる。廃棄も減り、持続可能な開発目標SDGsにも沿った、とてもwin-winなサービスなのである。
次回の記事ではアメリカ首都、DCがどのように食料廃棄問題へアプローチしているかを深掘りしていきたい。
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