脇役
友達と笑い合う君を
遠くから見つめる中で
気づいたんだ
どこか忙しそうな瞳の動き
友達とアイツをいったりきたりと
君の瞳は忙しそうだ
その瞳のルートの中に僕は存在しない
まぁ知ってたんだけどさ
なんで強がってみても
胸の辺りがひどく痛むよ
きみのその大きな瞳の
片隅にさえ僕は写っていない
どうして恋なんてしたんだろう
叶うわけがないのに
声をかける勇気すら出ない憶病者が
きみに近づけるわけないのに
今日もまた神様とやらに願ってみるけれど
何もおこらずただ見つめるだけで終わっていく
なんて不甲斐ない日々だろう
どーせ叶うことのない恋なのは知ってるさ
だからせめて
好きでいさせて
君に一声かけられただけで喜んでしまう
気持ちの悪い僕だけど
せめて好きでいさせて欲しい
君の恋が叶うまで
僕が君に恋することをゆるしてほしい
君の瞳に僕を映してなんて
わがままは言わないから
せめて君を思う脇役ではいさせて