Next to me

何気なく通るカップルが

肩を寄り添い歩いてく

長年過ごしたであろう夫婦が

ベンチで肩を寄せ合っている

肩を寄せ合う相手がいない僕は

ひとりベッドに眠る

ひとり孤独の海へと沈んでいく

別に嫉妬とかはないけど

寄り添いあっている人を見ると

なんだか悲しくなるんだ

なんでなのかわかんないけど

たくさん人を愛したことはあっても

愛した相手に愛されたことはなかったよ

愛し愛されるってなんて奇跡的なんだろう

寄り添って来た人にも裏切られたり

暖かくかけてあげた言葉も

冷たくなって帰って来たこともあった

寄り添い合うって難しいね

一人眠る夜隣に温もりがほしくなるんだ

凍りつきそうなこの夜をどうか温めて

そんな虚しい願いは届くことなく

一人の夜はふけていく

誰か私を

誰か僕を

愛してください

絶対寄り添うと誓うから

寄り添ってください

こんなこと願っても意味ないんだけどさ

愛してください

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