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shared room

「ルームシェアをしてみたいな。」って思ってた時期があったんですよ。
でもね、冷静に考えたときに、「家族以外の赤の他人と同じ空間で果たして生活できるものだろうか」という考えが頭をよぎってしまった。

寮生活はしたことがあるし、部活の合宿とかで一緒にお風呂入ったり、隣に布団を並べて眠るのも平気だった。
ただし、同じ空間に家族以外の他人がいると眠りは浅くなるし、ひどいときは一睡もできなかった。
でも、合宿なんて長くても数日間だったし、寮生活も風呂場や洗濯室は共用だけど、それ以外は個人の部屋だったから、プライベートな空間は確保されていた。

風呂場や洗濯機がクリアできれば共同生活自体はできそうだけど、睡眠に関しては譲れないものがある。
大体、夜勤ばかりなんだから普通の人とは生活リズムが異なる訳で、それなのに共同生活って、なかなか厳しそうだ。

昔から一人の時間が確保されないとしんどくなるタイプだったから、常に誰かが家の中にいるのって耐えられないんじゃないだろうか。
もちろん、ルームシェアでも個人の部屋はあるし、共用スペースでのみ時間を共有すればいいのだから、無理して一緒に過ごす必要はないのだけど、それだとわざわざルームシェアをする必要はあまりないように思う。

ただ、ひとりでいることにふと疲れたときに誰かがいてくれると嬉しいな、って。
心細くなったときに何となく隣でぼーっとテレビを見てくれる人がいたらいいな、って。
同居人だから一緒の空間にいざるを得ないだけでもいいから、映画を観ながらソファで一緒に寝落ちしてくれる人がいたらいいな、って。
恋人だとセックスをしなければならないかも知れないから、友人関係がいいな、って。

恋人未満とかじゃなくて、純粋に友人関係を築きたい。
何の仕事してるか詳しくは知らない同居人でもいい。
生活リズム違いすぎて滅多に会わないけど、冷蔵庫開けたら朝ごはん作り置きしててくれて、お返しに夕ごはんは作って冷蔵庫に入れておいてあげたい。

という憧れはあるけど、実際のところ、自分の気質的にもルームシェアは無理。ただの憧れ。

少しだけ話は変わるけど、恋人とずっと連絡取り合いたいし、どこで今何をしているかも把握しておきたいし、できるだけ一緒に過ごしたいし、一緒にいるときはずっと手を繋いでたり、スキンシップして引っ付いていたい、って人の話を聞いて、「別世界の人だな。」って感じたことがある。
別におはようとおやすみの連絡だけでいいし、会うのは月に一回とかでもいいし、「この間あそこ行ったんだよね。」って事後報告でいいし、手を繋いで歩くとか嫌だし、スキンシップは極力取りたくないし、人と共同生活する以前に人嫌いなんだから最早どうしようもない人間なんだよ。

人嫌いなのに時々人が恋しくなる。
意味が分からない。

ガラッと世界が変わるような出会い方をしたら、その人と生活していけるのかも知れない。と言うより、その人と生活していきたいと思うのかも知れない。

「まだ運命の人と出会ってないだけだよ」っていう言葉は私には当てはまるのかも。
アセクシャルなのかも?とは思っているけど、実のところは分からない。
まるでドラマみたいな、そんな衝撃的な出会いがあれば、その人と暮らしていきたいと思えて、その人とならセックスをしてもいいかもと思えるのかも知れない。
性欲がない訳じゃない。
ただ、その欲を誰かと共有しようと思わないだけ。

誰かと暮らすって結構疲れるよね。
家庭を築いて、子育てしっかりしている人たちって本当に尊敬する。

自分は一人の方が向いてるみたい。
将来的にはマンション買って定住する。

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