シュクメルリくん、シチューかと思ったら全然シチューじゃなかった。
先日、松屋でシュクメルリを食べた。
シュクメルリとはジョージアの伝統料理で、最近松屋で販売が始まっていたメニューである。
ドロリととろみのある白いソースに、野菜や鶏肉がゴロゴロ沈んだ様はほぼほぼホワイトシチュー。
しかしその見た目とは裏腹に、口に入れた瞬間に鼻を抜けていくのは主張強めのニンニクの風味という、中々に見た目詐欺な一品である。
シュクメルリがニンニクを使った料理であるということは事前に知っていたが、まさかこんなにはっきりとニンニクの味がするとは思わずちょっと驚いた。
そしてニンニクの風味がするということはつまり……
そう、ご飯にめちゃくちゃ合うのである。
鶏肉とご飯を一緒に口に放り込むのが一番美味いが、スプーンですくったご飯を一度ソースにくぐらして食べるだけでも全然美味い。
というかソースにはチーズも使われているので、米×ニンニク×チーズの組み合わせで美味くないはずがない。
シチュー×ライスは古来より賛否が分かれるところであるが、シュクメルリ×ライスに異を唱える人間はいないだろう。それぐらいシュクメルリ×ライスは美味い。
惜しむらくは見た目より器が浅く(サイゼリヤのドリアぐらい)ソースの量が少ないことだが、そこはまぁ松屋だし値段も手頃だからと考えれば仕方がないのだと思う。
まだシュクメルリを食べたことがないという人の中には、きっとシュクメルリがホワイトシチューに似ているから手が出せないでいるという人も多いと思う。
もしそうであれば、勇気と金を出してシュクメルリを食べてほしい。あれはホワイトシチュー……鶏肉のクリーム煮ではなく、鶏肉のチーズガーリックソース煮である。
米がよく合うので、胃袋に余裕がある人ならご飯は特盛がオススメだ。ご飯をスプーンですくって、ガーリックソースにくぐらせてから一気に口にかっこもう!
追伸
松屋のシュクメルリは吉野家の鉄板牛カルビやすき焼きと同じように固形燃料を使って常時加熱した状態で提供されるが、ソースにチーズを使っているためか割りとずっとボコボコ煮立っていてクソ熱いので気をつけよう!
とくにお楽しみは最後に取っておくというタイプの人は要注意! ソースの中にずっと鶏肉を放置してると全然冷めないどころか内部が地獄のような熱さになってて泣きを見るぞ(実体験)