Fake Earth 感想 (18話まで)
RTしてくれた人の小説を読む、2つ目はBirdさん作『Fake Earth』。
以下リンク
https://ncode.syosetu.com/n0556fr/
見えすぎる能力を持つ高校生、藤堂がゲームセンターであった女子高生・凛子を助けるべく『Fake Earth』と呼ばれる仮想地球で開かれるデスゲームに参加する物語。
藤堂が『Fake Earth』を攻略するための描写に力が入っており、冒頭の他プレイヤーにおける質疑応答がそういう体裁のルール説明だと見破るところがきっかけで作品に入り込めました。
また星倫典が生徒に対して見覚えがある理由が、どう『Fake Earth』と関わっているのか興味を惹かれます。
一方で藤堂と凛子の関係を始めとする頼堂に関するバックボーンが序盤のうちから描写されていないので、他の役割の登場人物ならともかく主人公視点で展開している以上頼堂と感覚を共有できないため引っ掛かりを感じました。
また地の文においても「~た」が連続しているため読みづらかったり、藤堂が敵を前に作戦を悠長に話しているところに不自然さを感じました。
しかし、最初の紫藤戦など頭脳戦は読み応えがあり先が気になると感じた作品でした。
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