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【プロの医療通訳者でも陣痛の時は…
NPO法人Mother’s Tree Japanの頼れるミャンマー語メンバーが出産しました!
おめでとうございます㊗️
元々予定していた帝王切開の日よりも早く陣痛が来て、緊急帝王切開になったのですが、母子とも無事でした。
可愛い赤ちゃんの写真と共に送ってくれたメッセージは
「医療通訳をあれほどしてきたのに、痛みで意識がぼーっとすると日本語が理解できなかったんです。驚きました」
でした(!)。
出産直後のこのコメント自体が彼女のプロフェッショナルぶりを物語っているのですが(本当にすごい!笑)
入管のサポートから医療通訳まで、ありとあらゆるシーンをサポートできるプロフェッショナルな彼女ですら、陣痛の尋常ではない痛みや不安の中ではそうなるんだ!と私たちも勉強になりました。
「言葉が出てこない」
ならわかりますが
「日本語自体が理解できない」…
脳の不思議さを思います。
そして、それが当たり前で自然だよな、とも思います。
私たちの指差しお産ボードは、私自身が海外で盲腸炎になり、予後が悪くて化膿してしまい、高熱が出た入院体験からできました。
少しだけ英語が話せましたが、痛みと高熱の中では先生が言ってることもわからない、そして「ペイン〜」しか出てこない、と言う体験があり、その時こんなものがあればよかったのに、と思ったからです。
さらに、それがほっこりするようなやさしいイラストならいいな、色合いもやさしくて、しばしの癒しになるといいな…そんな願いを込めて作りました。
指差しボードシリーズは、実は医療従事者より、当事者に人気があります。
それは、おそらくこんな経験を、日本人医療者の方達の中で海外で当事者としての体験をされた方が少ないからなのではないかなと思います。
そんなわけで…
どんなにプロレベルに日本語が話せても、お産の時は、指差しボードや母国語でのサポートがとてもとても大切です。
ここをどう広めるか、どう現状の中に良い工夫を取り入れてもらうか…がとても重要だなと改めて思ったのでした。
NPO法人Mother’s Tree Japan事務局つぼみ