
Vol.23 小1の息子が最近小さな嘘をつきます。どう対応したらいいですか?
質問:小1の息子が最近小さな嘘をつきます。例えば、ドリルの答えを写したのに「自分で考えた」とか、テレビの工作番組を見て作ったものを「自分で思いついた」とか、褒めてほしい気持ちがあるのかもしれませんが、親としては気になります。どう対応したらいいでしょうか。
★中曽根陽子の回答:
「子どもが嘘をつく」それって親としては気になりますよね。「嘘つきは泥棒の始まり」なんてことわざもありますし…。
「このまま悪い子になってしまうんじゃないか」なんて心配になったり。
でも、大抵はそんなことにはなりません。
対応を間違えなければ・・・。
相談者さんも書いていらっしゃるように、嘘をついた事実の裏側にあるお子さんの気持ちに目をむけてみたら、どんなことに気づきますか?
おっしゃるように「褒めてほしい」のだとしたら、その裏にはどんな気持ちが隠れているでしょう。
「これをしたらお母さんは褒めてくれるけれど、こういうことをするとお母さんは嫌がる」子どもって、こちらが思う以上に親の心を見通しています。
お子さんの発言を見ていると、「自分で考えた」「自分で思いついた」と自分が主語になっていますね。もしかしたら、いつもお母さんは「自分で考えなさい」と言ってるのかもしれませんね。
そして、自分で考える力を身に着けてほしいと思っているのかもしれませんね。
特にこれからは、主体性とか自分で考える力が必要だと言われていますし、実際それはとても大事なことなので、とてもいいアプローチです。
でも、もしかしたら、それが行き過ぎて、お子さんの負担になってはいないでしょうか? お子さんは、お母さんの期待に応えようとしていませんか?
何もベースのない子どもが0から自分ですべてを思いつくなんてことはなかなか難しいはず。また子どものタイプによっても、どんどん前のめりに行動する子と、人のやることをじっくり見てから行動する子がいます。
どんなタイプであれ、ありのままの自分でいられる安心な場でなければ、自分を出すことはできません。
いい機会です。お子さんを責めるのではなく、お子さんの言葉の奥にある気持ちを感じてみませんか?
そして、お子さんが安心して失敗できる環境を作ってあげませんか?
★スタッフひろこのコメント:
どんな言葉をかけるか、どう接するのか、子育てって難しい!回答を読んで、子どもを褒めることが、逆にその子のプレッシャーになる事があるんだな、とも思いました。子どもから出てきた言葉を受け止めて、そのまま認めることを改めて意識してみようと思います。そして、子どもにとっての安心な場所つくりも課題だなあと思いました。もうちょっと、まあいっか!の気持ちで、自分にも子どもにも甘くても良いのかも?なんて思いました。
★スタッフまりこのコメント:
我が家も一時期こんなウソがあったなあと思い出しました。気になるなあと思いつつも見逃していたらそのうちになくなったのですが、今振り返ってみると、もしかしたら他のお友達のいいところが見えたりして、「私だってできるもん」と張り合う気持ちやがあったのかもしれないなと思います。
目は配りつつ、見逃して様子を見ていると、本当の気持ちも見えてくるかもしれませんね。
★☆★ マザークエストのメンバーになりませんか? ★☆★
月1回中曽根陽子による最新の教育情報などをメールでお届けします。
ご登録(無料)はこちらから。
https://www.motherquest.net/マザクエメンバー登録/
マザークエストHP
http://www.motherquest.net/
★☆★ Instagramも始めました! ★☆★
マザークエストからのお知らせや活動の様子、スタッフの日常などを投稿しています。よかったらフォローしてくださいね。
https://www.instagram.com/mother_quest/
★☆★ ライブ配信もしています ★☆★
月1回ライブ配信もしています。ご視聴希望の方は、下記Facebookグループにご参加いただくか、YouTubeでも配信しています。アーカイブ配信もしています。
次回は6月12日(土)9:30~配信します。お楽しみに。
https://www.facebook.com/groups/874804819934117/
★☆★ Clubhouseでもおしゃべりしています ★☆★
ゲストをお迎えして中曽根陽子がインタビューするマザークエストナイト、スタッフの気軽なおしゃべり会マザークエストカフェを月1回ずつ開催しています。ご興味のある方は「中曽根陽子」で検索してくださいね。