見出し画像

| 中曽根陽子の今月の探究 2024年11月

こんにちは。
中曽根陽子です。

11月1日のメールレターをお届けします。

 今年もあと2ヶ月。早いですね。
ここのところ、『中学受験 親子で勝ち取る最高の合格』に関連するお知らせが続いていましたが、お元気ですか?

 10月はマザークエスト主催の新刊記念講座を2回開催させていただき多くの方にご参加いただきました。ありがとうございます。
今月は他社様とのコラボの講座を2回させていただくことになっています。また、幼稚園と小学校のPTAからのご依頼で、講演もさせていただきます。そして、人気ユーチューバー「ホンネで中学受験」のユウシンさんの番組にも出演させていただくことになり、先日撮影をしてきました。
(公開されたら、ぜひ見てくださいね)

 こうして様々なご縁をいただいて、仕事をさせていただけることを、心からありがたいなと思っています。
以前は、自分の意思で道を開いてきたと思っていましたが、振り返ると、私の意思というより何かに導びかれてここまでこれたのだと気づきました。
なので、最近は自分の残りの時間で果たすべき使命は何かということをよく考えています。

 不思議なことに、そんなことを思っていると、またお声をかけていただき、新たに立ち上がった一般社団法人オルタナティブスクール・ジャパンという団体に評議員として関わらせていただくことになりました。

この団体が目指しているのは
「優秀な子」になるのではなく、「最高の自分になる」ための教育
多様な学びを提供するオルタナティブスクールが増え、「子どもが最高の自分になるための学びを自由に選べる」ようになること。そして、将来的に直面する様々な課題に自信を持って取り組むことのできる子どもたちの育つ環境を、日本の隅々まで広げていきます。そして、オルタナティブスクールが誰にとっても身近な存在になったとき、団体は社会に必要なくなり、解散の日を迎えます。つまり解散をゴールにした団体です。

 日本には、まだまだ学びの選択肢が少なくて、特に地方は公立一択という地域がたくさんあります。経済的な負担を負える特別な人たちだけでなく、どの子にも多様な選択肢の中から選べるようになるといいなと思っていましたが、この団体の活動もそんな未来を作る一歩になるといいなと思っています。

 どうやら、これからの私の使命は、次世代のために何か力を尽くすことにあるのかもしれません。

 その一つとして、教育の様々な取り組みをお伝えすることだと思っていて、記事を書いているのですが、その一つが【東洋経済education✖️ICT】での連載「子どもたちのウェルビーイングを高めるために今私たちにできること」です。

 最新の記事は栄光学園の元・数学教師、井本陽久が不登校の子に「学び場」をつくった真因 居場所との違いは?子どもが楽しく通う仕掛け」です。

 920万人の小中学生のうち約5%にあたる46万人が長期欠席者であり、その中で30万人が不登校であるという現実、さらにその数が今後増加すると予想されている中で、子どもたちの居場所だけでなく、学びの機会をどう提供していくのかが、課題になっています。

 井本先生(いもにい)は、アクティブラーニング型授業の先駆者として全国から教育者が視察に訪れ、それがNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』にも取り上げられた経歴の持ち主です。
その傍ら2017年から思考力教室「いもいも」を主催してきました。

いもいもでは、「自分の手持ちで何とかすることを思考力」と呼び、そんな思考力に特化した授業をしています。
印象的だったのは、「『できる・できない』で評価していると、子どもたちは評価されたいために自分で考えることをしなくなる。本来その子がどう考えているかが大事なのに、できることを目標にした途端、子どもたちは失敗を恐れて自分の考えを封じ込めるようになります。なぜなら、試行錯誤することは失敗をすることだからです。」という言葉でした。

 考えることが楽しくて仕方ない、そんな様子の子ども達を見ていて、本来学びってこうあるべきだなと思いました。
以前マザークエストでも授業をしていただいたのですが、試行錯誤することに没頭したその時間が、とても心地よかったことを覚えています。

 長い間の実践を通して、子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを育てることが教育であると確信しているといういもにい。

 そんな学び場が全国に広がっていく未来を想像しつつ、少なくとも、家庭がそんな場所であるといいなと思いました。

感想やご意見を聞かせていただけると励みになります。

マザークエストメンバー登録(無料)の方にメルマガをお届けいたします。
詳しくは、こちらから。


いいなと思ったら応援しよう!