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<選択シンママ>結婚して子供を産むのではダメなの?

子供が欲しいなら結婚すれば?
とよく言われる。その言葉にずっと違和感を感じてきた。

確かに子供が生まれるためには、卵子と精子がないと始まらない。
その二つが合わさって受精卵となり、着床し、約10ヶ月間子宮の中で育つことで、赤ちゃんとして母体の外に出てきて、そこからその人の人生が始まるわけだ。
でも、逆にいうと、卵子と精子が結合して受精卵にするために結婚するというのもなんだかおかしな話ではないか。と思ってしまった。

もちろん、恋愛して、その人とずっと一緒にいて、2人とも子供が欲しいと思って、妊娠して産んでもいいと母体側が思うという流れが、一般的に自然なもので、
その流れには全く違和感がない。

結婚は恋愛の先にあるものだと思っている。ずっと一緒にいたいとか、法的な約束がさまざまにあるもとで家族になりたいとか、そういった思いから、恋愛して結婚することを想像している。
だから、結婚してもDINKSのまま子供を持たない家族があることも何の違和感もない。

こればかりは本当に、巡り合いと、自分の心構え次第であり、私自身はあまり恋愛を継続するのが得意な方ではないので、
残念ながら、上記のような自然の流れにハマることができなかった。

恋愛は何歳になってでもできる。
恋愛とは、ドキドキするような感情だけでなく、この人といると安らぐなぁとか、信頼し合えているなぁとか、一緒に成長しているなぁと感じられることだと思っている。
そんなふうに愛する人と、人生のうちいつ出会うかはわからない。

黒柳徹子さんは自身の番組のゲストに「徹子さんは結婚しないんですか?」と聞かれ、運命の人と出会ったらするかもとおっしゃっていた。

91歳である。

高齢者に人気のクルーズ船にそれぞれソロ参加した70代の男女が、船の中で恋に落ち、付き合ったという話も聞いたことがある。

長い人生の中で、長く長く愛したいと思う人、そしてその相手も同じように思ってくれる人と出会うのは15歳かもしれないし、70歳かもしれない。

それは誰にもわからない。

ただし、子供は、残念ながら現在の母体の子宮を使うシステムでは、産める年齢が限られている。70歳で恋に落ちても、その人との子供が欲しいと思っても、閉経後の子宮では子供を作り、育て、産むことはできないし、平均寿命を考えると子供が成人するまで、養育者が健康的に育てることも、70歳からスタートしたら基本的に難しい。

そして、子供が欲しいから結婚しようとか、「この人の子供が欲しい」という感情と恋愛が両立することが過去になかった私にとって、恋愛≒結婚 と、子供は時間軸が別になる。

このような考えで、一旦今は時間が限られている子どものことを先に考えようと思っている。

恋愛や結婚を諦めているわけではない。

このnoteでゆくゆく紹介したいと思っている、
選択的シングルマザーを題材にしたエンタメコンテンツ(主にTVドラマ)のなかで、韓国の国民的俳優チャン・ナラ主演の「Oh My Baby!」というドラマがある。
このドラマは韓国が舞台なので、文化的に日本と似ているところがあるようで、母親になる=恋愛は一緒諦める というようなセットアップがあるのだが、私は、子育てと恋愛は別という考えなので、
子供の養育を最優先しながらも、私の人生は別になると思っている。

もちろん子供が蔑ろにされたり、被害を被るような環境は絶対に作らない。それが最優先だ。
一方で、子供がちゃんと自分の人生を歩む間に、別人格であり、また別の人間である親が自分の人生を歩むことは健全だと思っている。

私はこれからの人生で、子供を持ちながら、自分の人生も彩りのあるものにしていきたい。

それが私の1度きりの人生の夢だ。


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