【早朝作曲】祖国朝活 回顧録 #5
いつもお世話になっております！祖国で鍵盤を担当しているヲクヤマです。
桜はまだ蕾のままとは言え、最近は少しずつ暖かくなってきていよいよ春の装いですね。僕は２パターンしかない冬服ルーティーンを無限ループし続けていたので、抜け出せることにとても安堵しています。
ということで、今回も3月15日に行った第５回祖国朝活を徒然なるままにまとめていきたいと思います。
祖国朝活#5(3月15日)について
第５回配信アーカイブはこちら↓
春も近づいてきたので、春の曲を作ろうということになります。また、今回は加藤くんがハーモニカを持ってきていたので、Dメジャーキーでいくことが決まりました（ハーモニカはその個体ごとに出せるスケールが決まっています）。
おのおの音を出しながら模索していき、最終的に加藤くん発案の気怠げベースラインを軸に作っていく流れになります。
良い感じに曲の足場ができていく中、早速僕の知らない世界を加藤くんがまざまざと見せつけてきます。堪んねぇな。
知らない世界セクションをブラッシュアップするのはいっちゃんの役目なので、いっちゃんが腕を振るいます。伊藤シェフによりプログレとポップ（キモさと可愛さ）のちょうど良いバランスの10/8拍子セクションが完成し、次のセクションへ。
朝活ではドラマーが不在のため、Logic ProのDrummerという機能を使っているのですが、今回は拍子が変わるため加藤くんが少し準備に入ります。と、ここで視聴者さんからYouTubeにコメントが！（嬉）
早起きしている視聴者さんを褒め称えつつ、祖国の面々も早起きのみならず、集合して、変拍子までやってることに気づき、自己肯定感の高まりを抑えきれません。朝っぱらから生配信で変拍子やってるのは世界広しと言えど僕らくらいのもんでしょう。
Drummerのセッティングが終わり、改めてここまでの曲を通してみようとすると、曲入りのドラムフィルが独特すぎることに一同驚愕。Drummer機能にはプレイスタイルに応じて人の名前が付いているんですが、今回ドラムを叩いてくれたルーツソングライターのMaison(マイソン/メーソン)には感謝を禁じ得ません。
Bメロセクションのコード進行を全員で練っていると、いっちゃんが弾いた良い感じのコードを目敏くキャッチする加藤くん。どうやらそのコードはブラックアダーコードというらしく、後で調べたら往年のポップスや近年のアニソンとかでも良く使われているコードみたい。はぇ〜〜。
ブラックアダー・コードとは、「Vaug/bII」と表記できる和音です。 たいへん強い緊張感を持ち、主和音（I）に解決するとかなり気持ちよく感じられます。 つまり、この和音は強力な属和音（Dominant）として機能します。 日本のポップスに大変よく使われており、主にキメの和音としてよい働きをします。
このブラックアダーコードにより誂え向きな道筋ができあたったところで、いよいよサビの制作へ。なんとなくのコード進行をなぞってみると"卒業"が似合うめちゃくちゃ春っぽい感じに。サビとして少し平坦すぎるかもしれない、といういっちゃんのアイデアのもと、キメキメバージョンのサビを試みてみますが、これは一旦見送りに（伏線）。その後もみんなでブラッシュアップしていき、いよいよ曲の全体像が見えてきました！
ここまでくればあとは楽曲をより良くするだけ。何度も通し演奏を繰り返しながらアレンジを重ねていきます。Bメロからサビへの向かい方を練ったり、２Aを少し落とし目にしてみたり、新しいセクションを入れてみたり。
こういった、すでに出来た曲をより良くする作業をアレンジ(編曲)と呼ぶんですが、このアレンジの楽しみの一つが伏線回収にあります。ここまでの段階でもかなりの数のアイデアが採用されず残骸となりましたが、そんな残骸たちが不意に輝く瞬間が訪れるのです。
そう、先ほどは採用されなかったキメキメバージョンのサビは、ラスサビで復活を遂げるのでした（拍手喝采）。このように、同じセクションでもタイミングや使っている楽器によってアイデアが光ることがあるのが本当に面白いですよね。音楽最高！
最後の最後はアウトロにハーモニカが入って、これまた綺麗に伏線回収して楽曲完成！楽曲の仮タイトルが、さよならマイソンいただき珍道中featuring赤飯「マイ卒」に決定したところでこの日の朝活は終了。お疲れ様でした〜。
最後に
ということで、祖国朝活#5のまとめでした。今回はコメントをいただいてとても嬉しかったので、早起きできた皆さんは是非コメントをください。
ここまで読んでいただいてありがとうございました！
祖国のYouTubeチャンネル登録やサブスク視聴もよろしくお願いします〜
【今後の予定】
ライブ
日程：5月5日（日）
場所：西永福JAM
【NISIEIFUKU JAM PRE.「JAM FES 2024」】
ACT：asayake no ato / Aftermaths of the perfect horizontal urban development / WOZNIAK / Keeshond / しろつめ備忘録 / 祖国 / 1inamillion / and more…
ADV¥3,000 / DOOR¥3,500
OPEN TBA / START TBA
チケット予約：下記のアドレスまで「枚数＋お名前」を明記の上、ご連絡ください。
motherlandband2023@gmail.com
朝活
日程：4月5日（金）
時間：AM7:00~9:00 ※時間は前後する可能性ございます。
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