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弱みを強みに変えるメタ思考

・弱みを強みに変えるメタ思考

最近では、「メタ思考」という概念も重要視されています。
メタ思考とは、物事を少し上の視点で考えることで、普段見えないものに気づくための思考法です。アメリカの心理学者ジョン・H・ブラベル氏が1970年代に定義して広まりました。
メタ思考ができることで、物事の本質を捉えられるようになります。
よく知られている話では、イソップ寓話「3人のレンガ職人」の話があります。

3人のレンガ職人に、「ここで一体、何をしてるんですか?」と尋ねました。
1人目のレンガ職人
「レンガ積みに決まっている。なんでこんな仕事をしなくちゃいけないのか、まったくついてない」
2人目のレンガ職人
「大きな壁を作ってるんだ。大変なんて言ったらバチが当たるよ」
3人目のレンガ職人
「よくぞ聞いてくれた。私は大聖堂を造っているんだ。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払う」

レンガを積むという行為自体は変わらないのに、視座が高い人(先の話であれば3人目のレンガ職人)であればあるほど、その作業の目的や本質を見抜くことができるのです。
メタ思考とは、ここで紹介したように、「この作業が何をしているのか?」を上の視点で考えて見ることなのです。

(例)
資料を作っている → 提案を行う準備をしている → 新しい仕事の機会を得る
プログラムを書いている → システムを作っている → 会社全体の生産性を上げる
調査している → 採用の準備をしている → 会社の土台を強くする

三段階くらい上のレイヤーを意識して見ることで、物事の本質を捉えることができて、仕事もモチベーションアップします。

認知行動療法やメタ思考を取り入れていくと、自分の弱みが強みに変わるということへの理解が深まります。
自分の弱みばかりを見つけてしまう人は、普段の「出来事」に対する「認知の歪み」から、「弱み」ばかりが見つかるよう焦点が当たっていたのです。
「認知の修正」をすれば、弱みを「強み」に変えることができます。そして物事の本質を捉えることで、自分に与えられた「ギフト」に気づくことができるのです。


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