見出し画像

どこまでを味方だと思うかで、人生は決まる。

おはようございます。
権藤優希です。

本日は、どこまでを味方と思っているかで、損するか得するかは、決まってくるよねっていうテーマでお話します。

会社員時代、私の憧れていた先輩が、土日の交流会で出会った人に、仕事の相談を受けました。
その人は、広島から東京に遊びに来ていて、普段は広島で仕事をしている人だったそうです。

先輩が、NECで働いていると聞くと、その人が、「学校教育システムで、こういうことができないか?」と先輩に相談してきたそうです。

先輩の部署(担当分野)は、警察営業。学校(文教事業部)営業部隊は、別であります。

普通なら、「文教事業担当の人を紹介しますね〜」と、話をふると思うのですが、
自分の人生=NEC、NEC全体を勝たせると決めて働いていた、その先輩は、わざわざ仕事のない休日に、自腹で(プライベートなお金で)広島まで出向き、その人から直接話を聞き、ある程度、話をまとめてから、文教事業部に、受注しやすい条件で話を持っていったのです。

その当時、その先輩は、28歳くらい(脅威!)、今では管理職、とんでもない出世コースを歩んでいらっしゃいます。
(今でも、たまに飲みに行かせてもらっています♪)

NECみたいな大企業になると、自分の部署では頑張るけど、会社全体のことは自分ごとでない人は、結構多かったです。
同じ会社なのに、責任のなすりつけあいをしたり、お客さんの予算に合わないからと、SEさんのシステム構築費を下げさせたりしていました。
(営業の利→増える、SEさんの利→減るが、NEC全体としての利は変わらない)

人によっては、自分の利は考えるけど、部署の利すら考えていない人もいるのではないでしょうか。(出張精算を、高く請求してくるタイプの人はこれ。部署の経費が上がり、利益は下がりますよね。)

この話の場合、NEC全体を味方(自分ごと)だと思っている人は、得をして(出世して)、部署や自分のことしか考えていない人は、損をします。

会社経営していても、会社の利益を、まず、一番社員に還元している社長は最終的に得するし、
「会社だって、運営費や将来の事業投資のために、内部留保が大事なんだ」とか、「まずは社長から儲からなくちゃ」とか、言ってる社長は、最終的に損をします。

もちろん、内部留保は大事ですが、それを理由に、実は、ヴィトンのバックとか買ってる姿を見ると、社員は、
「げっ、最悪。そんなのに、俺たちが汗水垂らして頑張ってきた利益は使われてるのかよ」と思い、人が離れていきます。(結局損する)

逆に、
「社長は、安い役員報酬なのに、私たちがこんなにもらっていいか・・・。よし、社長のために、この会社にもっと利益をもたらすぞ」となったりして、得するのです。

損する漁師は、自分が魚をとることしか考えず、
得する漁師は、海全体を綺麗にすることを考え、
さらに得する漁師は、河川を通じて、海に流れてくるならば、海でプランクトンを繁殖させる土壌をつくるためには、山から綺麗に整備しようと考えるのです。

損しないためには、広い視野を持ちましょう。

自分の領域だけを味方だと思うのか、
自分の所属している環境全体を味方だと思うのかで、損するか得するかは、決まってくるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?