ブロックチェーンの本質理解に最適〜現代経済学の直感的方法

最近、IT業界で話題になっている表記の本を、夏休みに読んでいます。
280ページもあるのですが、経済学の本質が詰まっており、知性を武器とするビジネスパーソンとして身に付けておくべき内容が詰まっていますのでオススメです。

特に私が感銘を受けたのはブロックチェーンの章です。凄い技術だとは思いながらも、なぜ台帳の改竄が防止出来るのか、どういった仕組みで価値を担保しているのか?などがいまいち理解できていなかったのですが、スッキリ理解できました。

基本的にはブロックチェーンはハッシュ関数により改竄防止を図っているのですが、この説明が特に秀逸です。

例えば8月の取引記録として
日時:2020/08/09
購入者ID:2836474838
購入金額:3766円
として、同様に1ヶ月分の全ての取引を単純な数値と見て足し上げて、(20200809+2836374838+3766のように)その足し上げた数値にさらに意味のない3桁の数値、例えば913などを使って割って余りを求めるといった操作をします。
結果として出た余りを8月の台帳に付加するのですが、このことで、取引記録のどこかの数値を1つでも変えれば、余りも変わってしまうので改竄がバレる仕組みです。

さらにここからマイナーやナンスなどの話が出てきて、本格的なブロックチェーンの説明に入るのですか、この後も非常に本質的な内容で興味深かったです。
夏休みにオススメの一冊です。

アリーナベイサンズ。曇りでした。

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