ゴールセッティングの重要性

先般、安宅さんが問題解決には2種類あり、1つは、あるべき姿と現状とのギャップを埋めるやり方、もう1つは、あるべき姿から考えるやり方。
共通しているのは、双方ともあるべき姿から、いわゆるゴールセッティングがなければ問題解決ができないということです。

ただ、実際には業務を進めていると、こうやります、ああやりますと言ったどうやるかの話しは出てくるものの、結局、ゴールはどこなの?と聞くと沈黙してしまうことが多いのも事実です。

やってみないと分からないのも確かですが、それでもゴールの設定がなされていないと、やってみた結果の評価も出来ないし、途中で方向性の修正もできないと思うんですよね。

で、私のチームでは必ずあるべき姿をプロジェクトの始めに明確化させるのですが、押さえるべきポイント、もしくはコツがあります。
それは、本プロジェクトとステークホルダーのメリットは何かを徹底的に考え抜くということです。

あるべき姿というと例えば、課題設定がキャンペーン施策の事前評価をどのように実施するか?だとして、あるべき姿は複数のキャンペーン施策の提案に対して、確率的、定量的に結果の推測が出来ていること、となりやすいのですか、もう一歩踏み込んで、その事による意思決定者や施策立案者のメリットはなんなのか、まで明確化出来ると、成功する確率が高いと思うんですよ。

ジュニアな社員もこのゴールセッティングが上手くでき始めると、いろいろなプロジェクトで活躍し始めることが多い気がします。

ルーブルでみたバベルの塔。ゴールセッティングは適切だったのか?ブリューゲルじゃなくて、ヴァルゲンボルフの方です。

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