新規と古参
その推しを古くから応援してる人を古参ファン、好きになりたての人を新規ファンと言うことがある。
昔の全女はシステムとして親衛隊があり、選手毎に古参ファンが他のファンを統率していたという。恐らく宝塚歌劇団をそのまま踏襲したのだろう。その結果古参は選手と太いパイプが出来て、力を持ち、新規はその下に付かざるを得なかった。でも、その統率によりファンと選手の領域はしっかり別れていた。(最近はこの辺もごちゃごちゃしてる事もあるけど、別の話題。機会があれば思いを書こうかなあ。個人的には新参古参よりもこれのほうが思うことがある)
しかし今はSNSなどで選手の管理できる幅が広がり管理もある程度システム化され、窓口は選手本人が行ってることもあり、そんな縦社会は必要なくなり、各々好きに推し事ができるようになっていると思う。反面、選手の対応能力しだいでクソリプにまみれたり、人に見られているという立ち振舞が出来ず問題になったりはしてる。まぁ、これも別問題か。
個人的にはこの古参新規の区分けは大嫌いで、古かろうが新しかろうが好きなものは好きに推しを応援すればいいじゃんと思っている。そこには「常識的に」「推しや周りに迷惑かけない」「見返りを求めない」などの前提が必要ですが。
関わりを持たずとも各々が推し活できるのに、未だにどの分野でも古参が新規を邪魔するなどという記述が見える。本当にそうなのかなぁ(みんなアニマルエレジーみてる?)という点も踏まえ、古参と新規の気持ちを経験論を踏まえ推察しながら関係性を紐解きたいと思う。
❶新規から見た古参と絡む利点
これは同担などであれば古参に対しての憧れと打算があるはず。最初は純粋な憧れでも裏には「この人に付いてたら選手と仲良くなれる」とか思う気持ちは多かれ少なかれあるんじゃないかな。そんな目線で気軽に絡むと自分が知らないこと、されないことが目に付き、マウントを取られたと感じはじめ居心地が悪くなる。そりゃしょうがない、長いこと応援してるんだから推しにも認知されてるかもしれないし、知識は豊富だよ。でもそれを古参が!マウントが!とか一刀両断するのは被害者意識強くない?
無差別、無作為もしくは意図的にマウントをとる困った【自称古参、自称ヌシ】はいる。それは新参でなくても「なんだかなぁ」と思ってる。よくない。
そんなこともあるから一概には新規が悪いとは言えないけど、そのマウントって自分からされに行ってない?最初は何か打算を持って近づいてない?って思うことはある。
❷古参から見た新規と絡む利点
基本古参から絡むことは利点は無いと思っている。何を話してもマウントと取ったと思われる可能性がある。新しいファンを大事にしたい思って優しさから関わったとしてもマウントと思われることはあるし、一人で行動したいファンかもしれない。わざわざこちらから絡むのは危険。古参であるほど絡まないように意識すべきとおもう。
でも向こうから来る分には無下にも出来ず(無下にすると連動して選手に悪評価がたつ)相手することになる。でも❶で述べた通り何処かでかけ間違えがあればすぐマウントとして認識される。で、かけ違った場合は新規が自分から離れていき、踏み台にされたといったように感じる。団体から離れたら自分のせいと悩むだろうなぁ。
結果古参と新規の関係性が根本にあると上下関係に似たものを軸とした気持ちが双方に生まれ、それがお互い幸福としない環境を作ると思う。
まとめると❶❷の視点ではお互い絡む利点はないというのが自分の考え。
なので古い、新しいでは無く、普通のお友達になれるかどうかだけで考えるべきと思う。
❸新規古参関係なくお友達として絡む利点
気が合う人と好きに話して遊べば楽しいし、さらに推し事し続けてればいつの間にか自分も古参側だ!
気をつけなきゃいけないのは同担では純粋なお友達は難しいこと。推し絡みのネタは否が応でも優劣ついちゃうからね。(まあ、一般論であって、例外はあるよ)
お友達ができない?続々と離れる?それは自分の立ち振る舞い見直した方がいいよ。
個人的な感覚でいえば古参と言われる人はひとり行動が余裕な人、新規と括られる一般的なタイプはひとりが苦手な人が多いように見える。そこの元々の感性の違いが掛け違いの原因だと思う。
自分は人生に時間が出来たので、プロレスを手当り次第好き勝手に見に行ってたら推しができて、お友達も知り合いも沢山できた。
知り合い作りが優先ではないからこそお友達になった人とはざっくばらんに遊べるし、結果気の置けない友達に囲まれた楽しい推し活を過ごせてます。
それは周りに影響されず自分の常識に沿って推し事してた結果なのよ。その常識が(たぶん)ズレてないからこそこうなったと思っていて、お友達も自分の常識も大切に推し事続けて楽しみたいと思う。
SNSがあるおかげで情報が駆け巡り、マウントや空リプでの挑発などが跋扈している。不毛。生産性がない(飲み会のネタには役立つ)。
先に述べた勝手にマウントとってくる輩は問題外として、各々が好きなことを好きに述べるられる状態のいま、常識を持ち合わせた上で、各々が周りと比べずに自分の推しを好きなように推せばいいんと思う。
ただ重要なのは古参も初めから古参ではなく、ひとつのものを長く応援し続ける努力(無意識のこともあるけど)の結果であり、一緒くたにただの老害と見なすのは失礼になる。時間をかけて続けることは難しいけどそれをやってる人なんよ。(たぶんガチ恋勢に対する思いと行動原理はまた別の感覚なんだけどね。。。)
そして古参も新規の時代があり右左分からない状態で推し事をしてた日々があったことを。そんな日々に優しくしてくれたファンもいれば、ああいうふうにはならないようにしようと見てた相手もいたはず。そうはならないように思い返しすることも必要。
自分も会場で知り合いは多いし、古参、ヌシ的に思われることもあるかもしれない。でも自分は自分が楽しく推し事したい。自分の友達が楽しく推し事して欲しいっていう気持ちを忘れずに趣味を楽しんでいきたいと思う。なにか目につく点があれば教えてください。直すべきところは直して、ファンとして結果推しを応援していきたいから。