【Moteki的Focus】2AW 4.29後楽園ホール大会見所のようなもの
プロレスファンの間では、興行を観に行くと高確率で楽しいし満足するけど、何故か行くまでのハードル(物理?心理?)が異様に高いことでお馴染みの2AWの興行ですが、年に数度の後楽園ホール大会が4月29日(木祝)に迫ってます。
今回は祝日開催で時間的にも、距離的にもグッと行きやすくなるこの機会にみんなでプロレスを楽しもう!ってことでこれまでの展開を振り返りつつホール大会のカードごとの見所を整理しておこうと思います。
それでは
題してMoteki的Focus!
イチプオタ目線なので別目線のポイントがあればぜひ教えてください!コーナー化するかは気分次第!
【旭志織復帰戦 8 人タッグマッチ】
浅川紫悠&梶トマト&若松大樹&チチャリート・翔暉 vs リッキー・フジ&十嶋くにお&旭志織&仁木琢郎
腰の負傷から約半年ぶりに復帰する、独創的な動きを次々編み出すファイティングコンピュータこと旭選手。2WFのMCや会場検温での露出で姿は見られていたものの、下からドン(仮)ことPEZキックの見られない興行はもうこれで終わり。
この半年の間で成長著しい若手陣と旭さんのテクニックのぶつかり合いは見もの。無差別級次期挑戦者決定戦で敗れた浅川さん含む浅トマがここにいるのも驚きだが、陣容が充実している証拠。ここからの巻き返しに期待したい1ファンです。リッキーさん&十嶋さんの希少タッグもどう機能するか楽しみ。
帰ってくるPEZキック
【タッグマッチ】
入江茂弘(フリー)&本田アユム vs タンク永井&吉野コータロー
タンク選手と吉野選手のTollGlänz重量級コンビは合体技【怒涛】を武器にタッグベルトに近い位置にいるタッグ。対する入江選手は言わずと知れたハードヒットなヘビー級。ホールが小さく感じるようなぶつかり合いに期待。ただ、シングルマッチにハズレ無しとも言われるテクニシャン本田選手の存在がそのぶつかり合いに別のものをもたらしそうでワクワク。
形としては王国対TollGlänzだが建国時にTHE・アンドリュー“キング“拓真選手に連れ込まれた入江選手は前王様に対しての忠誠なのか、はたまた王国に対する忠誠なのか。本心のまったく読めない本田選手とこの試合で動きを見せそうな入江選手の関係性にも注目。
(入江選手)王様は?
(本田選手)知りませーん。
【シングルマッチ】
笹村あやめ vs 進垣リナ
同期として何度もぶつかり合ってきた2人。
欠場からの復帰などの節目でシングルを行ってきたが、ホールでのシングルは18年4月22日進垣選手のデビュー戦ぶり。
シングルのトータル戦績は21勝1敗1引き分けで笹村選手圧倒的優勢もそれはデビュー年のシングル多発時期の影響が大。あの時期はイベントプロレスではほぼ2人のシングルマッチが組まれながら、常に色の違う戦いを見せてくれてました。カーフキラーとか使ってたし。
ただ昨年5月の笹村選手復帰戦以降に絞ってみると5勝1敗1引き分けと唯一の負けと引き分けは最近。笹村選手の欠場中に経験を重ね勝敗でも成長を見せつけた進垣選手です。今は笹村選手はTollGlänzとしての活動がメインで進垣選手の動向が気になるところですがWWWDタッグも共に巻いて、共に成長した2人が観せる次のストーリーの序章となる試合になる予感がします。
復帰戦の2人
絆は次のステージへ?
【王冠争奪ラダーマッチ】
藤田ミノル(フリー) vs THE ・アンドリュー"キング"CHANGO(フリー) vs テイラー・アダムス vs ナカ・シュウマ
おそらく上空にぶら下げた王冠をラダーを用いてゲットした選手が勝利かつ王冠と王様の地位を獲得出来る試合となるはず。
前王様の失踪(無期限欠場)に端を発する王位争奪戦。それはキン肉マンのそれ(お笑い漫画から戦闘ものへの転身しての長期連載)のように観客はここまで展開、波及、継続するとは思っていなかったハズ。簡単に流れを説明すると(THE・アンドリュー“キング“表記は省略)
⓪1月31日のタッグ王座戦で拓真選手敗戦、翌日より【心身ともに疲労困憊更に右手親指の付け根に痛み】で無期限欠場
①CHANGO選手、試合後に新たな王の襲名を発表
②欠場前より拓真選手と遺恨があった藤田選手は全てが王様に見える錯乱ぶりでCHANGO選手に因縁
③試合内でテイラー選手に王冠が渡り、リアル王子様が誕生し、あまりに似合いすぎて千葉に衝撃が走る
④テイラー選手とCHANGO選手の抗争をセコンドとして止めに入ったナカ選手に王冠が被さり子供モンゴル相撲の地区チャンピョン爆誕。あまりに似合いすぎてモンゴル方面に衝撃が走る。
⑤その後の王冠を巡る攻防はTwitterを参照
Twitterリンク
初代不在の中王位争いが激化していく。誰が王様になっても情勢の変化は必至。個人的には地区チャンピョンの統制に期待を寄せてます。
そして初代が復帰した際の更なる混乱に期待したいところ。というか初代の動向は???ホール大会で何かあるかな。
子供モンゴル相撲の
地区チャンピョンの神々しい姿
【2AWタッグ選手権試合】
[王者組]真霜拳號&花見達也 vs 挑戦者組]大和ヒロシ(フリー)&最上九
王様討伐で王者になった真霜&花見組。
花見選手の成長はみな感じる所ですが個人的には真霜選手の復調ぶりが凄い。肩の神経という快復の判断が難しい怪我からの復帰した後は「2AWがぬるい」という発言を繰り広げてたが、ある面では真霜選手の自分のコンディションへの不安、歯痒さがあるのかなとこっそり感じていた。そんな中で花見選手とベルトを取り、防衛を重ねた事で自分のコンディションへの自信も取り戻して、復帰直後にくらべ充実して試合を楽しんでいるように感じる。花見選手の成長と真霜選手の復調、ある種お互いを高めあってきた王者組はとてつもない安定感を作り上げ、堂々とベルトを死守してきた。
対する最上&大和の軍艦タッグは前回の記事の通り読めないが上の噛み合った際の爆発力が楽しみなタッグ。もちろん個々の実力は折り紙付きなので軍艦タッグが爆発するまで王者の猛攻を耐えられるかが勝負どころになりそう。
挑戦者決定の輪から放り出される真霜選手
【2AW無差別級選手権試合】
[王者]吉田綾斗 vs [挑戦者]滝澤大志
2AWのエースとして外敵岡林選手よりベルトを奪取した後、浅川、トマト、滝澤、タンク、入江、テイラーと6度の防衛に成功し、磐石の吉田選手の前に立ちはだかったのは浅川選手と滝澤選手。どちらも昨年防衛した相手だが、当時は浅川選手はテンペスト、滝澤選手はTHE・アンドリューキングダムと立ち位置が現在と異なる状態で、その時からの変化は確実にあり防衛戦相手として申し分ない様子の王者。その2人で挑戦者決定戦を行うも、試合はイデオロギー闘争にまで発展。そこで【純粋な強さへの憧れ】を見せた滝澤選手が浅川選手を下し、勝ち進むことに。
前哨戦では滝澤選手の脚殺しに悶絶する吉田選手の姿も。超ヘビーの岡林選手、入江選手の攻撃に耐え抜いた吉田選手の耐久力は凄まじいものがあるが、勢いに乗った滝澤選手の隠し技を含めた追い込みは恐ろしいものがある。オキミヤゲも手にして2AW初の最強の称号を狙う滝澤選手に結果はついてくるのか?それともエースとしてV7を達成し、さらに磐石な防衛ロードを吉田選手が進めるのか。防衛した視線の先には真霜選手の存在があるはず。
更に隠しテーマとして、滝澤選手は四ツ木のもつ煮定食屋ポノオーレさん、吉田選手は堀切菖蒲園のもつ焼き居酒屋のんきさんが行きつけ、ともつ好き同士の試合であるところも忘れては行けないポイント。私はどっちも行ったけど、ほんと最高でした。お腹すいた、もつ食べたい。
今後の主役ともつ好きナンバーワンが決まるこの一戦は見逃せない。
混じり気のない強さを求めて
なお4月17日には各タイトルマッチとラダーマッチの前哨戦が組まれたチーバトル93が千葉2AWスクエアで行われるのでそちらで更なる動きがあるかもしれません。
チーバトル93詳細
とまぁ、沢山書きましたが言いたいことは
「楽しいからみんなで観よう!」ってこと!